雪が降って、大喜びしている男の子の気持ちがよくわかります。パジャマのまま飛び出そうとしたり、雪のおだんごを作る様子は、うちの子供にそっくりです。男の子が作ったゆきのおばけを、子どもは「恐竜の背中みたい」と言っていました。
ママと男の子が、夜、外で遊びます。ママがてぶくろをはずして、男の子のほほに手を当てている場面が印象的です。ママのやさしさ、あたたかさが伝わってきます。
静かでささやかな日常のひとこまですが、とても幸せな時間だなと思います。雪の日のお話なのに、とても温かい気持ちになる絵本です。酒井駒子さんならではの、お話だなと思いました