戦争の最前線で戦っているのは普通の人々だと、改めて感じました。
家族があり、戦争などはしたくはなく、家族と仲良く暮らしたい、そう願っているのに、国同士が戦っているからという理由で駆り出されてしまった人々。
戦争の中でも人の気持ちを忘れずに、クリスマス休戦をしたという実話に基づく話らしく、
胸に迫ってくるものがあります。
時間を経て古道具屋で見つけた机の引き出しから出て来た手紙からそのことがわかるという成り行きにもドラマを感じました。
絵がマイケル・フォアマン。私はフォアマンが使うブルーを勝手にフォアマンブルーと呼んでいますが、
そのブルーが今回も活きていていてストーリーだけでなく絵も印象に残る絵本です。