「シニガミさん」の続きということで買いました。
今回のお話は切ないお話。
小1のクラスで読み聞かせをしました。
「まだ早いかな?」とも思いましたが、子供たちは楽しみにしてくれて、
はじまったらシーンとなり、真剣に聞いていました。
コブタちゃんは、仲良しのウサギちゃんとケンカして勢いあまって
「ウサギちゃんなんか、死んじゃえー!」と言ってしまい、
数日後に本当にウサギちゃんは死んでしまう…。
そして、シニガミさんに、ケンカ別れしたあとのウサギちゃんのことを
聞いたコブタちゃん。
最近の子供はゲームやテレビの影響なんかもあるのでしょうか、
簡単に「死ね」などという言葉が出てきたりします。
言うのは簡単です。誰にでも言えます。
その言葉は、何も考えず、出てきた言葉かもしれません。
でも、本当にその相手が死んでしまったら…??
そのときの自分の気持ちは?残された人の気持ちは?
そういうことを考えさせられる本だと思います。
この本を読み終わったとき、いつもなら挨拶で終わるのですが、
この日だけはみんなから拍手がおこりました。
きっとみんなの心にも何か響いたものがあったのかもしれません。
子供だけでなく、大人にも読んで欲しい絵本だと思います。