ず〜〜〜っと読みたいと思っていた作品です。
「でんごんでーす」のバーネットさんと「どこいったん」のグラッセンさんの絵というコラボです。
アナベルの拾った箱。
可愛らしい大きさです。
中には毛糸が入っていて、自分のセーターを編み、まだ毛糸が残っていたので、犬のマースのセーターも編みました。
それでも毛糸は残っていた。
というところで、小さい箱なのにたくさん毛糸が入っているんだなぁ〜と思って読み進めると、・・・・・・。
まあ〜、編むわ編むわ、編んで編んで、町の景色が変わるほどセーターを編みます。
建物が、セーターを着ている様子も綺麗です。
ところが、この毛糸の入っている箱を売ってほしいと現れたオシャレで有名な海の向こうの王子が、アナベルに固く断られると、・・・・・・。
自分のことだけを考えている王子には、決して毛糸が取り出せないんだと思いました。
アナベルのように、みんなのために、という優しい心の持ち主に毛糸の箱は、自然に近づいて行くんでしょうねぇ〜。