真夜中に目を覚ましたはんなちゃん。
家の中で起きているのは自分だけ。
初めての真夜中をそっと静かに楽しんで、
気が付いたら、外がうっすらと明るくなってきています。
優しく語りかけるような文章と、
芸術的で、神秘的な夜の気配が感じられる挿絵。
素敵な絵本です。
5歳の息子は夜中に一人でトイレにもいけません。
親が寝室を離れて仕事をしていると、泣いて呼びます。
情けないことです。
でも、息子は、この本を好んで読みます。
どうやら真夜中というものに、興味があるようです。
暗くて怖くて、はんなちゃんと同じようには振舞えないけれども。
はんなちゃんをうらやましく思っているか、
憧れているかのどちらかのように見えます。
女の子は強いなあ。