図書館で何気なく手にとった絵本。
初めて娘に読み聞かせたとき、終わった瞬間、
思わず「ステキ!」とつぶやいてしまいました。
娘はぽかーんとした顔をしていましたが(笑)
みどりのくまと赤いくまが一緒に暮らすようになって
最後に赤ちゃんが産まれる・・というのも、
自分に重ね合わせて気恥ずかしいながらも
甘い気持ちを思い起こさせてくれて良かったのですが、
それ以上に、まっ白い雪の中で赤いクマを見たみどりのくまが、
赤い色が好きになってきたという気持ちを
赤いくまに伝えたところに一番感動しました。
人間って、年をとると段々素直ではなくなってきて、
純粋さも失われていくように思います。
でも、自分が感じたありのままの気持ちを
勇気を持って相手に伝えることは何て素晴らしいんだろうと、
あらためて感じさせられました。
自分も、家族や友人に対してこうありたいなと
思わせられました。
みどりのくまが素直に自分の気持ちを伝えたことによって、
赤いくまも自分の気持ちを伝え、そこから新しい何かが
生まれ、そして新しい生命が誕生する。。
一言を発する勇気、それがこんな新しい世界を生むのです。
幼い子にはまだ理解できないけれど、
この大切な心をいつかは娘も理解できたらいいなと思います。