絵本の語り手は弟で、弟から見た「あんちゃん」はヒーローみたいに何でもできてカッコいい存在です。
あんちゃんは前向きで明るくて野球好きです。
目が見えにくいことで起きるそれぞれのシーンでもあんちゃんは悲劇的に描かれていません。
全体淡々と(あんちゃんの性格かもせれませんが)描かれているので、ただ一度、両親と泣いているシーンは逆に印象的でした。
実際に「網膜色素変性症」を持つお子さんがモデルということで、
持病を抱えて頑張っているお子さんたちに、こういう作品は強いエネルギーの1つになるんじゃないでしょうか?