やぎたみこさんの絵本は、家族がテーマになっている絵本が多いように思いますが、まさにハオちゃんも家族の絆がテーマになっているように思いました!
末っ子で生まれたハオちゃんは、飛べない龍。お兄ちゃんにたちに助けられたり、思わぬ展開で飛べるように。飛んでいる姿は風船がぷぅ〜と膨らんでしまったような形でなんとも愛らしい。思わずパンと割れてしまうのではないかとハラハラしてしまいました。
おしっこを我慢しているシーンや、おならをしてしまうシーンには、家族で大爆笑。子供の心をガシッとつかんでしまうシーンですよね。
一度に色々な季節が来てしまう場面では、現実にはないところが、かえって、想像力を膨らませてさらに絵本の世界に入り込んでしまいます。
最後には、意地悪なせんにんちゃんとも仲良くなってしまうハオちゃん素晴らしい!我が子にも、関わりようによっては、こういうことも出来るかもしれないねと教えてあげたくなるシーンでした。
たみこさんの絵本作りは実際に模型を作られてから描かれているようなので、どのページも細部まで楽しめますよね!みなさんに是非読んで欲しい一冊です。