「子どもたちが楽しめて、危なくなく、手に入りやすい材料で簡単にできる料理を選んで一冊にしてみた」と、後書きにあるとおり、近所で買い物して、うちにある道具でちょっとお惣菜を作るようにできそうなお料理とおやつ。飲み物も。全部で30種類!
春夏秋冬に分けて、それぞれ季節の行事や、レトロなイラストで紹介してくれる。心温まる優しい雰囲気に、いたずら盛りの子どもたちが生き生きと踊っている。
写真とちがい、イラストで作り方を紹介するので、わかりやすく、目で見て一発で何をどうするかわかる。文章は簡単な日本語で、フリガナがふってあるので、小学生くらいの子どもが一人でも読めるように工夫されている。時計の絵で「創り始めた時間」と「終わった時間」が表示されていて、なにげなく時計を読む練習にもなっているし、料理の作業を通じて分量を量ったり、時間を計ったりして、意外と算数の感覚を身に着けられるかも!?
お料理初心者の大人、ベテランも楽しめる絵本だと思います。
素直にその通りに作ってみたり、自分流にアレンジしたり、別の場所で教わったやり方と比べてみたり、上手くできない!と文句をいってみたり…楽しみ方、いろいろ。
韓国のトックを作る機械や、干し柿の風景など、日本の昭和の田舎の風景に似ているところもあり、全く初めてみる風景もあり、ちょっとレトロな韓国を体験できて楽しい。癒し系のお料理絵本。
丁寧な仕事は、子どもたちに良いものを体験させたいという作者の愛情があふれている。
男の子とと女のこがいるけど、なんとなく女の子の方が強そうだ。