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グリム童話 かえるの王さま」 金のりんごさんの声

グリム童話  かえるの王さま 作:グリム
絵:ビネッテ・シュレーダー
訳:矢川 澄子
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\2,090
発行日:1992年
ISBN:9784001106152
評価スコア 4.07
評価ランキング 26,623
みんなの声 総数 13
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  • とても現金な主人公達

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子6歳

    昔、愛読していた絵本情報誌で、ビネッテ・シュレーダーの特集をやっていました。
    そこで新刊として紹介されていたのがこの絵本。
    とても美しい絵だったので、本屋さんで見つけて大喜びで手に取りましたが、かえるが王子に変身するシーンがあまりにもグロテスクなので、怖くなってしまい、それっきり手に取ることもありませんでした。
    最近、またビネッテ・シュレーダーの絵本が見たくなり、久しぶりに読んでみました。
    相変わらず変身シーンはグロテスクだと感じますが、直視できないほどではありませんでした。
    しかし、今度は文章やお話の展開が気になるのです。
    このお話、登場人物にまったく感情移入できないのです。
    お姫さまはわがままですし、かえるはあつかましいし、読んでいて嫌な気持ちになるくらいです。
    おまけに、かえるの時はお互い嫌な性格なのに、王子になった途端、すべてが丸く納まってしまうのはどういうわけでしょう。
    私が小さい時に、もっと可愛らしい挿絵の絵本で読んだ時も、小さいながらも、「なんでお姫さまは、かえるにいじわるだったのに、王子になった途端に親切になるんだろう。自分のしたことが恥ずかしくないのだろうか」と疑問に思ったことを覚えています。 
    ただ一人「どんな者とでも交わした約束は絶対に守らなくてはいけない」という態度を貫く王さまだけが立派です。
    でも、主要な二人が現金な性格だとも思えること、そして忠実なハインリヒのくだりなど、ちょっと他にはないおとぎ話として、妙に気になる絵本ではありました。

    投稿日:2006/10/17

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