エロール・カインの作品でお姫様ものということ、お姫様ものでありながら、「キャベツ姫」というユニークな題名に引かれました。
怒りんぼうで、口の悪い王様。暴君的な性格の人を象徴的に表していますが、一般社会でも王様的な人はいそうだと思いました。
途中の展開もさることながら、オチもおもしろかったです。
特に、王様がボロを着ている場面が、それまでが優雅で豪華絢爛だっただけに哀れさがまして見えました。
言葉には言霊が宿るといいますし、悪い言葉は悪い運命を招いて行くようにも思います。
言葉の大切さをこの絵本を読んで再認識させられたような気がします。