今、ベスコフの「3人のおばさん」シリーズのハマっています。
この作品は裏表紙で確かめると、シリーズ3作目に当たります。
ペッテルとロッタはおばさん達の養子になったんですね(*^^*)。
今回のお話はペッテルとロッタが、前住んでいた家の三洗濯女のクリスティんおばさんを訪ねていくお話です。
2人は子どもらしく善業をしようとして、ドンドン予想もつかないことに巻き込まれていきます。
こんな風に自体が大きくなっていく展開は、ベスコフの作品の多く見られます。
そうそう、絵本を開くと右のページには細かく描かれたカラー絵で。
左側には、切り絵のような影絵で物語の前後を描いてくれています。
「洗濯女」や「煙突掃除屋」など、当時のヨーロッパの職業や身分差別的なものが見え隠れしますが、
ベスコフの作品の中では、彼らは生き生きとえがかれています。
このシリーズを通して、当時のヨーロッパの一般的な町の発展、思想、ファッション、身分制度などがとても伝わってきます。
社会などで、歴史を習った後にこういう絵本に触れてもなるほど!と思う部分に感動できるかもしれません。
だから、今まではお薦めは小っ学校くらい。と思っていましたが、中学校や高校の子が読んでもいいかも!
字が多いので、小さい子に出来たら読み語ってあげてほしいです。