この絵本は、大切に大切に読んでいる1冊です。
出会ったのは学生の時でしたから20年近く、読んでいることになります。
でも、なかなか感想が書けないでいました。
それくらい奥の深い絵本です。
(前置きはこのくらいにして・・・。)
何度も何度も死んでは生き返り、何度も何度もいろんな人のねこに生まれ変わります。そう、100万回も。可愛がられてはいましたが、ねこにとって喜びや悲しみはそこにはないんですね。
でも、最後にはだれのものでもないたった一匹のねことして生まれるのです。
しろねこと出会い、愛し、家族が増え・・・。
しろねこが死んだとき、初めて泣きます。
何度読んでも、涙が出ます。
愛することや愛する者を失うつらさ、そういった感情を精一杯感じて私も生きていこう、もう、生まれ変わらなくていいと思えるほどの一生を過ごそう・・・。大切な家族を守りたい。
なんて、いつも考えさせられます。
これからも、読み深めていきたい1冊です。