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100万回生きたねこ」 solicaさんの声

100万回生きたねこ 作・絵:佐野 洋子
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1977年10月
ISBN:9784061272743
評価スコア 4.62
評価ランキング 3,820
みんなの声 総数 302
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  • 泣きました。

    私が20歳くらいの頃に読んだことがあり、とても心に残っていた本です。

    子どもの読み聞かせには早いと思っていましたが、プレゼントでこの絵本をいただいて、6歳の子に読みました。

    前半には、ねこがいろんな飼い主のもとで、その飼い主や環境を嫌いながら死に、そして生き返ります。
    誰を愛することもなく、一度も涙を流すこともなく、100万回も生きるねこ。

    ねこの死の描写が、「ぬれた ぞうきんのようになったねこ」や、手品つかいにまっぷたつにされる、おぶいひもが首に巻きついて、ぐらぐらの頭になってしまった、などとあり、小さい子どもに読むには残酷すぎるかな、という印象でした。

    後半、ねこはのらねことして生まれます。
    自分のことが誰よりも好きだったねこが、自分よりも好きと思える白ねこに出会い、たくさんの子ねこが生まれ、巣立っていきます。

    おばあさんになった白ねこと、いつまでも一緒に生きていたいと思ったねこ。
    その白ねこが、ねこの隣で静かに動かなくなったとき、ねこは初めて泣きます。
    100万回も泣き、そして白いねこの隣で、静かに動かなくなりました。

    ねこは もう、けっして 生きかえりませんでした。

    最後は、読み聞かせながら、私が泣いてしまいました。
    6歳の娘も、「白い猫と子どもの猫が一番すきだったから、もう生き返らないのかな」と言っていたので、なんとなくの意味は感じとれたように思います。

    愛について考え、感じることのできる良い絵本で、大切に長く読み続けたいと思います。
    ただ、前半部分の死の描写や、何度も生き返るという点など、幼い子には向かないと思います。

    また子どものうちは、読み終えたあとにお話の内容について、大人のフォローが必要かなと思います。

    投稿日:2013/03/10

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