ぶら下がっている姿だけじゃなくて
言葉までさかさまなせいで、
お友達に理解してもらえないコウモリのこもりくん。
大汗をかきながら悪戦苦闘する姿にクスッとしつつ、
もどかしい気持ちも伝わってきます。
クマくんが分かってくれたときは子どももニコニコ。
ラストがいいんです。
ちゃんと言えて良かったね、と暖かな気持ちになります。
言葉ってすごい力があるんだな〜と思います。
こもりくんの気持ちになって、
さかさまな意味の言葉を読み聞かせるのが、
なんだかとても難しいのです。
言葉遊びの絵本、でもあるけれど
気持ちはちゃんと言葉にしないとなかなか伝わらないよなぁと
しみじみ感じ入りました。
奥が深いです。
かわいらしい絵から、幼児向け?と思ったけれど
なかなかどうして。頭を使います。
遠目もきくし、小学校低学年の読み聞かせにも使えるのではないかなと思います。