新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

おともだちどっきり」 ゆずきんかんさんの声

おともだちどっきり 作:きむら ゆういち
絵:いもと ようこ
出版社:教育画劇 教育画劇の特集ページがあります!
税込価格:\858
発行日:1998年
ISBN:9784774604046
評価スコア 4
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みんなの声 総数 4
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  • 小さな子でも先入観。

    うさぎのぴっぴとみいみがお弁当を持ってお花見にでかけると、そこにはもう先客が。
    先客はやまねこ、いのしし、きつね、いたち。
    くるりと振り向いた彼らの顔は、冷たそうで、乱暴そうで、意地悪そうで、あやしい。
    そこへ大風が吹いて、みいみが飛ばされて穴に落ちてしまい、みんなが助けるのを手伝ってくれました。
    ありがとうと言って、もう一度みんなの顔を見ると、同じ顔なのに(穴開き絵本で、顔の部分はずっと同じ絵なのです)、りこうそうで、たよれそうで、やさしそうで、おもしろそうに見える。
    実はどちらも、相手を知らなかったから、相手が怖く見えていただけなんですね。
    その日から、みんなは仲良しになりました。

    先入観というと、大人だけが持っていると思いがちでしたが、子どもの世界でももちろんそれはあるんですよね。
    この子と友達にはなれそうもないなと思って見れば、相手が怖くみえるし、この子と友達になりたいと思って見れば、とても優しそうに見える。
    穴開き絵本で、同じ絵の顔を使っているため、なるほどまったく同じものを見ても、先入観でこんなに差ができるんだな、と感心しながら読みました。

    しかけ絵本の元祖しかけ人、きむらゆういちさんの文に、子どもにも親しみのある、いもとようこさんの絵です。

    投稿日:2006/04/29

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