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今日から役立つ絵本選びのヒント

こんばんは。絵本ナビ副編集長の秋山です。 今年も課題図書のテーマページがOPENしました！ さて今年はどんな作品が選ばれているのでしょう？ 対象学年ごとにご紹介します。 絵本は物語絵本から、知識絵本、科学絵本、伝記絵本まで幅広く、読み物も日本の作品から海外作品、そしてノンフィクション作品まで、大人も読みたくなるようなラインナップが揃いました。ぜひ親子で手にとってみてくださいね。 その他、6月の新刊＆おすすめ本、豪華サイン本のお知らせや、本日より募集開始の　“あなたがおすすめしたい「絵本グッズ」アンケート”、さらに本日より開始の「おまとめ買い応援セール」のお知らせまで、注目情報盛りだくさん♪ どうぞ最後までじっくりお楽しみください。

2023年の課題図書に選ばれたのはどんな作品？ 【今週の公開情報】 ・絵本トレンドライターN田N昌の “大人だってもっと絵本読みたいの！” ・2023年6月　新刊＆おすすめ絵本 ・サイン本販売のお知らせ 【絵本ナビからのお知らせ】 ・【アンケート】あなたがおすすめしたい「絵本グッズ」を教えてください！ ・本日より『おまとめ買い応援セール』を開催中！

2023年の課題図書に選ばれたのはどんな作品？

【小学校低学年の部】

日本の物語1冊、外国の絵本1冊、外国の物語1冊、 ノンフィクション絵本1冊が選ばれました。

「あなたはあなたのままでいい」自己肯定感につながるお話

それで、いい！

きつねは絵を描くのが大好きです。何かにすごい！ と気持ちが動いたら、勢い良くどんどん描いていきます。けれども、絵を見たやまねこから「ほんものとは ずいぶん ちがうな、へんなのー。」と言われたり、あひるからも「もっと きちんと いろを ぬらなくては だめですよ。」と言われてから、急に周りの目が気になるようになってしまいます。 そんな中、展覧会に絵を出品することになったきつね。みんなを見返したくて、「すごい絵」を描いてやるぞ！ と意気込みますが、描いても描いてもこんな絵じゃだめなんじゃないか、もっとすごいものを描かなくちゃと焦ってばかり。描けば描くほど楽しくなくなってきて、みんなにどう思われるかばかり心配になって、とうとうきつねは絵を描けなくなってしまいました。

あたらしい視点で社会を見つめる目をくれる想像にあふれた一冊

よるのあいだに… みんなをささえる はたらく人たち

昼のあいだ、いろんな人が仕事をしている。 朝早く、おいしい朝食を買おうと、人々がパン屋を訪れる。 彼らは、電車や乗って、会社に向かう。 会社のビルでは、大勢の人たちがフロアを行き来して、働いている。 でもじつは、夜のあいだにも、いろんな人が仕事をしてる。

けんかのたね いったいなにからけんかが始まった？ どうしたら解決できるの？をユーモアたっぷりに描く絵童話。		うまれてくるよ海のなか 海に住む生き物たちにやどる生命の神秘を、ダイナミックに切り取った写真絵本。

【小学校中学年の部】

日本の物語1冊、外国の物語1冊、ノンフィクション絵本2冊（うち1冊は伝記絵本）が選ばれました。

ライスボールとみそ蔵と 味噌の歴史や作り方を通して、日本の食文化についても理解が深まります。		秘密の大作戦！フードバンクどろぼうをつかまえろ！ 物語を楽しむうちに貧困を考えるヒントが得られる一冊。

給食はどうやってできるの？　栄養士ってどんな仕事？

給食室のいちにち

安全でおいしい給食がどのように作られているのか。身支度から検収、調理、片付けまで、小学校の給食室の現場が、コマ割りで描かれていきます。普段、児童が足を踏み入れることのできない給食室の様子がよく分かり、栄養士や給食調理員の仕事への理解を深め、仕事の大切さが伝わります。

夢に向かって踏み出す勇気をくれる、ウェンディ・スロボーダの半生！

化石のよぶ声がきこえる 天才恐竜ハンター ウェンディ・スロボーダ

物語のはじまりはカナダのアルバータ州。そこに住んでいた少女は、ほかのみんなは気づかない、すてきなものを探し出す特別な目を持っていたのです。変わった形の石や、鳥の羽、花のつぼみ。自分だけのすてきないろいろを見つけては、それを集めたり写真を撮ったりして楽しんでいました。 そんな彼女が化石と出会ったのは、12歳のとき。遠足に出かけた先で見つけたサンゴの化石が、彼女を恐竜ハンターの道へと誘うのです。

【小学校高学年の部】

日本の物語1冊、海外の物語2冊、ノンフィクション作品1冊が選ばれました。

韓国のトンネ児童文学賞大賞を受賞した、爽やかな青春ストーリー

5番レーン

6年生のカン・ナルは、常勝を誇る漢江小学校水泳部のエース。しかし最近は他校のキム・チョヒが記録を伸ばし、ナルは勝てなくなっていた。競技会でも決勝の4番レーンをキムに譲った。優勝したキムの水着の不正を疑い、モヤモヤが晴れない。　幼馴染みの部長のスンナムと転校してきたテヤンへの気持ち、競泳から高飛込へ方向転換した姉への思いなど、ナルの悩みは続き…。

昔から変わらずに存在し続ける差別や偏見について考えさせられる一冊

魔女だったかもしれないわたし

スコットランドの小さな村で、双子の姉と両親の五人で暮らす少女・アディ。学校の授業で、自分の住んでいる村でかつて「人とちがう」というだけで処刑されたという魔女裁判の話を聞いたアディは、村の委員会で魔女の慰霊碑を作ることを提案します。けれども村の評判をおとしめるようなものを置く気にはなれないと「却下」されてしまいます。 アディは慰霊碑を作ることにこだわります。その理由はアディには自閉の傾向があり、人とちがうというレッテルを貼られているから。魔女裁判の授業の時、クラスメイトのエミリーに「アディも火あぶりにされてたかも」と言われ、担任の先生やクラスメイトから笑われたことも心に突き刺さっていました。アディにとって、村に慰霊碑を作るというのは、過去の魔女裁判の間違いを認め、同じことを繰り返さないようにするために必要なもの、さらにはアディ自身が自分らしく生きていくための戦いでもあったのです。

ふたりのえびす 5年生の太一と優希が悩み、真剣にぶつかり合う中で、自分自身を発見する物語。		中村哲物語 大地をうるおし平和につくした医師 医師でありながら、数百の井戸を掘り、全長25�qの用水路を作って、多くの人たちを救った中村哲の生き方に触れる一冊。

【中学校の部】

日本の文学1冊、海外の文学1冊、ノンフィクション作品1冊が選ばれました。

コロナ禍で多くのことを制限されながらも、自分らしさを掴み取っていく中学生たちの、疾走する”爪痕”の物語

スクラッチ

「もういやだ―――！！！ コロナふざけんな―！！」 すぐに気持ちを外に表す鈴音（すずね）と、めったに取り乱すことなく、平常心を常としている千暁（かずあき）。バレー部のキャプテンの鈴音は、コロナ禍で「総体」（総合体育大会）が中止となり、憤りを隠せません。一方、美術部部長の千暁も出展する予定だった「市郡展」の審査が中止になってしまいます。平常心で、大きなパネル絵の作成に黙々と取り組む千暁ですが、絵を見た顧問の仙先生に「君はこの絵を描いていて楽しかったか？」と問いかけられ、初めて自分の絵がわからなくなってしまいます。

アップステージ シャイなわたしが舞台に立つまで ミュージカルの幕が開くまでのドタバタを描くユーモアたっぷりの物語。		人がつくった川・荒川 水害からいのちを守り、暮らしを豊かにする 荒川の過去・現在・未来を旅する一冊。

【高等学校の部】

日本の文学1冊、ノンフィクション作品2冊が選ばれました。

女性昆虫学者が語る奇妙で、美しく、風変わりな虫たちの話

昆虫の惑星 虫たちは今日も地球を回す

ノルウェーの女性昆虫学者による一冊。前半は昆虫の体の仕組みや機能などの生態、後半はヒトと昆虫の関わりがとりあげられる。昆虫の生態から出発し、次第に視野を広げ、最新の知見を交えながら生物多様性の課題へと発展していきます。　著者は、現在昆虫の多様性が危機に直面しており、これは人間にとっても同様に危機であることを述べ、生物多様性の危機に警鐘を鳴らします。

ラブカは静かに弓を持つ 武器はチェロ。潜入先は音楽教室。傷を抱えた美しき潜入調査員の孤独な闘いが今、始まる。		タガヤセ！日本 「農水省の白石さん」が農業の魅力教えます 農業を新しい視点で見つめなおし、その技術力や生産力が進化していることを知るための一冊。

今週の公開情報

絵本トレンドライターN田N昌の “大人だってもっと絵本読みたいの！”

大人もハマる！ 言葉遊びが楽しくなる「石津ちひろ」絵本特集

子どもだけが読むなんてもったいない。大人も楽しい絵本の世界を、絵本トレンドライター・N田N昌さんが、独自の視点と「ゴイスー」な語り口でご紹介！　 今月は、言葉遊びの女王、回文の女王と言われる絵本作家、石津ちひろさん特集です。

2023年6月　新刊＆おすすめ絵本

6月18日(日)は父の日。「パパ、いつもありがとう！」という気持ちと一緒に今年は「パパ、絵本読んで！」と言ってみませんか？　父の日に読みたい、パパ大活躍の絵本をご紹介します。
詳しくはこちら >>

サイン本販売のお知らせ

【三浦 太郎さん サイン本】 かさ さして

	かさ さして 作・絵：三浦 太郎 出版社：童心社
雨がふってきて、こなすの子どもは、れれれれれ。かぼちゃの母さんは、げげげげげ。 でも、みんな、ぱっとかささして、うれしそう。 「いそいで　かえろ」 トマトのとうさんとプチトマトのこどもたちは……。 さいごはほっこり。 雨の日が楽しくなる一冊です。 シリーズ5作目。

【こたさん サイン本】 たべもののまちABCity

	たべもののまちABCity 作：こた 出版社：小学館集英社プロダクション
ここはABCity。A〜Zで始まるたべもので出来た、世界で一番おいしそうな街。 りんごで出来た「Apple駅」や、つるつる滑るバナナで出来た「Bananaスキー場」。さらにはお米の神様が住む、山盛りご飯の「Rice神社」！？ 現役美大生が描く、おいしそうでかわいらしい、ありそうでなかった食べ物で出来た街を一緒に探検しよう！

【たかやま るみさん サイン本】 ぼくたちチーム

	ぼくたちチーム 作：たかやま るみ 出版社：日本標準
ぼくたちチーム。もーちゃんの近くにいる、もーちゃんしかしらない、もーちゃんの応援団！ もーちゃんのためなら、こわい思いをしてもがんばっちゃう、ユニークなキャラクターたちが魅力的です。 著者オリジナルの「おやすみのうた」がついています。 対象年齢3歳から。 トムズボックス土井章史氏プロデュース作品。

【つぼい かなおさん サイン本】 はしのはしたろう

	はしのはしたろう 作：つぼい かなお 出版社：日本標準
散歩に出かけた はしの はしたろう。 「う--ん」とのびをしてからだをのばすと、川の向こうや道で困っている動物やバスを渡らせてあげては、喜ばれます。そして、海についた はしたろうは「んぐぐぐ---っ」とのびをして…。 橋がのびるという発想が面白い！ ラストまでクスッと笑えます。 対象年齢3歳から。 トムズボックス土井章史氏プロデュース作品。

【つるた あきさん サイン本】 かえるじゃん

	かえるじゃん 作：つるた あき 出版社：ＫＡＤＯＫＡＷＡ
すべて実在するカエルたちが登場。カエル好きはもちろん、カエルに興味がなくてもこの絵本を読めば、楽しくおどろいて何度も見返してしまうはずっ！

【つるた あきさん サイン本】 けろずもう

	けろずもう 作・絵：つるた あき 出版社：ＫＡＤＯＫＡＷＡ
かえるとかえるがのど自慢。でもとなりで歌ったり曲がかぶったりしたら、「けろずもう」の始まりです！　「はっけろけろ〜い、のこった！！」の掛け声とともに２匹のかえるが真剣勝負。さて勝敗は、、、！？　 本作では「カエル同士のけんか」という実際に起こる事象を人間の「おすもう」に見立て、ユーモラスなタッチでありながら妙にリアルな絵、シンプルでいて個性的な文、そして衝撃のラストまで目が離せません！

絵本ナビからのお知らせ

【アンケート】あなたがおすすめしたい「絵本グッズ」を教えてください！

絵本ナビが監修として携わらせていただいた『父母＆保育園の先生おすすめの赤ちゃん絵本200冊』、『父母＆保育園の先生おすすめのシリーズ絵本200冊』（ともに玄光社）の制作時には、絵本ナビユーザーの皆様にもご協力をいただき、人気絵本ランキングやお子さんとのエピソードがたくさん掲載されました。おかげさまで、今も「絵本ガイドブック」としてどちらも大変好評をいただいているシリーズとなっています。 その玄光社さんより、2023年12月に『父母＆保育園の先生おすすめの絵本グッズ200(仮)』の刊行が決定しました。 「赤ちゃん絵本」「シリーズ絵本」と続き、今度は「絵本グッズ」です！ 今回も絵本ナビが再び監修として携わらせていただくことになりました。 そこで、絵本ナビユーザーの皆様に「絵本グッズ」についてのアンケートのご協力をお願いしたいと思っています。アンケートに答えていただいた方全員に絵本ナビポイント100ポイントをプレゼントいたします。また、アンケート内容が掲載された中から抽選で本書のプレゼントもあります。あなたの好きなグッズが本に掲載されるかもしれません。ぜひ楽しみながら、盛り上げていただけたら嬉しいです！

父母＆保育園の先生おすすめの赤ちゃん絵本200冊		父母＆保育園の先生おすすめのシリーズ絵本200冊

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人気商品、沢山揃っています♪ 本日より『おまとめ買い応援セール』を開催中！

いかがでしたか。 課題図書が発表される時期になると、少しずつ夏休みの宿題のことが頭に浮かんできたりもしますよね。今夏も楽しく本選びができるよう、 次回の読み物メルマガでも、読書感想文におすすめの本情報をたっぷりお届けしたいと思います。