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作・絵: 島田 ゆか 訳: クリストファー・ベルトン  出版社: 文溪堂 文溪堂の特集ページがあります!
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夏の雨さんのプロフィール

パパ・60代・埼玉県

夏の雨さんの声

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自信を持っておすすめしたい 絵本で季節を感じるということ                  投稿日:2019/09/29
あきいろおさんぽ
あきいろおさんぽ 作・絵: 村上 康成
出版社: ひかりのくに
角川文庫の『俳句歳時記 第五版』の「序」の冒頭に「季語には、日本文化のエッセンスが詰まっている」とあります。
 つまり、ここでいう日本文化とは四季を愛で、季節を感じる心と考えればいいのではないかと思います。
 地球温暖化で少し崩れかかってきているのではと危惧しますが、それでも日本には春夏秋冬という四季がはっきりしていて、そういう四季がもたらす情緒を大切にしているのは、しかし、俳句の世界だけではありません。
 子どもたちが読む絵本の世界にも、四季を感じます。
 絵本も四季から生まれる日本文化を大切に育んでいる創作といっていいと思います。

 この絵本の作者村上康成さんは1955年生まれ。
 小さい頃には魚釣りと絵を描くことばかりをしていたといいます。
 アウトドアの魚釣りとインドアの絵。釣り合わないような感じがしますが、魚釣りをしながら季節を体感していたのではないでしょうか。
 それが今の絵本づくりに生きているような気がします。
 この絵本でいえば主人公のるるちゃんがどんぐりばやしでスカートいっぱい、どんぐりを拾っている姿や夕焼け空に飛び交う赤トンボとか、ページいっぱいに描かれていないけれど、その隅々に秋を感じます。
 そういう体感って、やはり小さい時から自然のとなりにいないとわからないことかもしれません。

 自然が少なくなっていますが、その分絵本の世界がそれを補っている。
 この絵本を読んで、そんな気持ちになりました。
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自信を持っておすすめしたい    投稿日:2019/09/22
ひがんばな
ひがんばな 作: 甲斐 信枝
出版社: 福音館書店
 彼岸花は「歳時記」では季語「曼珠沙華」の傍題となっています。
 「曼珠沙華どれも腹出し秩父の子」。
 これは、昨年(2018年)亡くなった俳人金子兜太さんの句です。
 この花は、「歳時記」にも「地方によってさまざまな呼び名がある」と書かれていますが、かがくのとも絵本の一冊である甲斐信枝さんのこの絵本にもたくさんの名前が紹介されています。
 「きつねのかんざし」なんていうのはかわいいもので、「うちにもってくるとかじになる」なんていう名前もあるそうです。

 この花の不思議なところは、必ず決まって秋のお彼岸の時に咲くということです。
 それに、葉っぱも出さないで花が咲きます。
 根はどうなっているかというと、球根。つまり、そこから「にょきにょき」と茎が伸びていくのです。
 では、葉はないのかというと、花が枯れてから葉が茂るそうです。その時には赤い花を見ることがないので、それが彼岸花だったってわからないかもしれません。
 そのあと、次の秋まで土の中で新しい球根を作ったりしています。

 大人でも知らないことが、この絵本で丁寧に描かれています。
 植物画に関しては定評のある甲斐さんですから、植物の本当が描かれているし、それでいて絵画としての魅力もあります。
 山里に咲く彼岸花の群れの絵など、とても素敵です。
 子どもだからこそ「本当」を教える大切さをこの絵本から感じます。
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自信を持っておすすめしたい 「さようおなら」って、よく言わなかった?   投稿日:2019/09/15
おなら
おなら 作・絵: 長 新太
出版社: 福音館書店
絵本『キャベツくん』などで知られる絵本作家長新太さんは「ナンセンスの神様」と呼ばれることもあったそうです。
 絵も独特で、線のとぼけた感じ、はっきりとした色づかいなど、長新太さんの絵が大好きという人も多い。
 そんな長さんが描いた「かがくのとも」の一冊が、この絵本。
 表紙がゾウのでっかいおしりというのがすでにおかしくて、その表紙を開ければ「ぶおぉーん」って最初から大きなおならで始まります。

 「ぞうの おならは おおきいぞ。」
 これが最初の一文ですから、さすが長さんだけのことはあります。どこまで笑わせてくれるのか。
 でも、さすがに「かがくのとも」だけあって、おならがどうやってできるか、どうしてくさいのか、ちゃんと説明されています。
 例えば、一回に出るおならの量はどれくらいだとか(一回あたり100ミリリットルだそうです)、一日にどれくらいの量が出るかと、肉とか魚とか食べたあとのおならはくさく、だからライオンのおならはくさいそうで、おいもを食べるとたくさんおならが出ますが、それはあまり臭わないとか、子供だけでなく大人の人にも役に立ちます(?)。

 そして、最後のページに書かれているのが、「さようおなら」、定番のギャグというのも笑わせてくれます。
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自信を持っておすすめしたい 石井桃子さんの声が聞こえてきそうな             投稿日:2019/09/14
子どもに歯ごたえのある本を
子どもに歯ごたえのある本を 著: 石井 桃子
出版社: 河出書房新社
 本のタイトルに「石井桃子談話集」と付いているが、収録されているのは3つの対談、それと2つのインタビュー、それと聞き書きが数篇、さらにエッセイという構成になっている。
 本のタイトルはそのうちのエッセイのひとつから付けられている。
 興味をひいたのは、石井桃子さんの対談やインタビューの相手である。
 大江健三郎、吉田洋一(この人は1898年生まれの数学者で、『零の発見』の著者)、吉原幸子(この人は詩人)、この3人は対談相手。
 インタビューしているのは、川本三郎と金井美恵子(金井さんは作家)の2人。
 対談はどちらがホストでもゲストでもなく、攻守互いにせめぎ合うような形になるが、インタビューとなるとやはりゲストである、ここでいえば石井桃子さんの輪郭から本質に至るまでもいかに浮彫りにするかが問われることになる。

 そのあたりはやはり川本三郎さんはうまく、「本との出会い・人との出会い」と題されたインタビューでは浦和の生まれた幼年時代から日本女子大での学生生活、その後の編集者の時代、そして戦争、東北での農業生活とうまく話が聞き出せている。
 最後は1950年に岩波書店に戻って少年文庫の編集に携わるところで終わってしまうのが、少し物足りたく、残念ではあるが、石井さんが観た映画の話などさすが川本三郎さんだ。

 聞き書きの中で「本を読む」とはどういうことかと聞かれた石井さんは、「そういうことを考えたことがないくらい、あって当たり前のこと」と答えている。
 そういう人だから、本のこと、子供たちのこと、図書館のこと、をずっと考え続けてこられたのだろう。
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自信を持っておすすめしたい いい詩を読んだ気持ち                     投稿日:2019/09/08
あなた
あなた 文: 谷川 俊太郎
絵: 長 新太

出版社: 福音館書店
あ、これ、詩なんだ。
 絵本の文みたいだけど。これは谷川俊太郎さんという詩人の「あなた」という詩なんだ。
 だから、言葉を読んで、次から次へと読んで、その時々に「ドキン」としたりして。
 それはこんな言葉。
 「どんなわたしでも わたしは いつも わたし/どんなあなたでも あなたは いつまでも あなた」。
 それから、
 「いっしょにいると たのしい あなた/いなくなると さびしい あなた」。
 詩っていいな、と思う。
 言葉って乱暴にさわると壊れてしまいそうだから、そおっとそおっと。

 そんな詩に絵を描くのって大変だろうな。
 この絵本の、いえこの詩につけられた長新太さんの絵はきっと長さんが谷川さんの詩を読んで、心に感じたことが表現されているにちがいない。
 もしかしたら、この詩に絵を描くとして、わたしならわたしの、あなたならあなたの絵ができるのではないか。
 詩ってそういうことを否定はしない。
 大きな声で賛成もしない。
 そういうことがさも当然のような顔をしてそこに在るような気がする。

 でもこうして詩と絵ができあがって、やっぱりこれは絵本なんだ。
 ページをめくって、言葉を読んで絵を見て、誰かにこの絵本のことを話したくなる。
 その相手は、きっと「あなた」だ。
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自信を持っておすすめしたい わたしの「きもち」がわかりますか                投稿日:2019/08/25
きもち
きもち 作: 谷川 俊太郎
絵: 長 新太

出版社: 福音館書店
2019年の出版界、なかでも絵本の世界の大きなニュースのなかに、福音館書店の「かがくのとも」シリーズが1969年創刊から50年を迎えたことがあります。
 「かがくのとも」は子供たちに、見ること、考えること、確かめること、知ることの楽しさを届けてくれる月刊科学絵本です。
 谷川俊太郎さんが文を書いて、長新太さんが絵を描いたこの絵本も「かがくのとも」の一冊です。
 1978年3月号として刊行されたものです。

 科学絵本といっても、教科でいうと理科の分野だけに限りません。
 考えることが「科学」ということからすると、この絵本のテーマである「きもち」を考えることはやっぱり「科学」なのだと思います。
そもそも「きもち」でなんでしょう。
 辞書で調べると、「物事に接したときに心にいだく感情や考え、心の動き」とあります。
 でも、それはひとつではありません。
 この絵本でいえば、ケンカして友達からミニカーを取り上げた時の気持ちと捨て猫を見つけた時の気持ちはちがいます。
 お父さんとお母さんがケンカしているところを見た気持ちでどうでしょう。
 「きもち」という言葉は同じだけど、その中身はまったくちがう。
 それに、自分の気持ちとひとの気持ちもちがう。
 もし、ひとの「きもち」がのぞけたら、どんなにいいだろう。
 そんなことを考えさせられる絵本です。

 谷川俊太郎さん文とはなっていますが、ほとんど文字はありません。
 文字はなくても、作者の「きもち」がたくさんはいった、科学絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 人情えほんだけあって、ほろりとするぜえ             投稿日:2019/08/18
灰屋灰次郎 灰はございー
灰屋灰次郎 灰はございー 作: 飯野 和好
出版社: アリス館
落語を聴いていると時々これは文化だなと感じることがある。
 話芸といわれる世界でありながら、目の前に江戸や明治の庶民の暮らしが広がるようである。
 それを同じことが飯野和好さんのこの作品にもいえる。
 江戸の通りに響く物売り買いの声。
 この物語の主人公の灰次郎の商売である灰買いの声、「灰はございー」だけではない。
 めだかに金魚売り、塩売りの声がいきかう。
 落語でいえばマクラにあたる。
 けれど、ここをしっかりしないと江戸の時代にはいっていけない。

 さらに灰次郎が小さい坊やに連れていかれる裏長屋。
 どぶ板が狭い路地を走り、隣近所はうすい壁。
 この雰囲気もしっかり描かないと、世界にはいっていけない。
 しかも、この裏長屋は物語の後半には重要な舞台となるのだから。

 ところでこの灰次郎という男の商売は家々から灰を買ってそれをふるいにかけて、布を染めたり和紙をつくったりする時に使われたという。
 それでなかなかいい商売にもなって、灰次郎は結構いい屋敷で暮らしている。
 もっともそれも灰次郎がまじめに商いをしているからで、これを妬む男が出て来る。
 しかも、それがもとの弟子というのだから。

 ところがこの悪人、やっぱりどこか抜けていて、悪だくみも裏長屋の薄い壁でまる聞こえ。
 灰次郎は寸前のところで難を逃れることができ、と、まるで落語の世界のよう。
 まさに飯野和好さんの話芸ならぬ絵芸の名人芸、「人情えほん」とつくだけあって、ほろりとさせられる。
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自信を持っておすすめしたい もぐらを漢字で書くと土竜  投稿日:2019/08/11
もぐらはすごい
もぐらはすごい 作: アヤ井 アキコ
監修: 川田 伸一郎

出版社: アリス館
 今年(2019年)の青少年読書感想文全国コンクールの「課題図書」で「小学校低学年の部」の一冊になっている科学絵本です。
 絵本の対象になっているのはもぐら。
 都会ではなかなか土のあるところを見かけることが少なくなってきましたから、もぐらといわれても見たことがない(もっともほとんど土の中で生きている動物ですから実物を見た人は少ないでしょうが)子供たちは多いと思います。
 そもそももぐらが住んでいるのは、森や林、畑に田んぼ、公園、学校の中庭などの地面の下ですから、その姿を見ることはほとんどないですが、こういうところで時たま「もぐらづか」を見かけることがあります。
 「もぐらづか」というのはもぐらが土の中で掘ったものを地面に押し出した時にできるぽっこりで、上から踏むと中が空洞になっていますから沈みこみます。
 その「もぐらづか」の周辺にはもぐらが土の中を走り回った痕跡を見ることもあります。

 見ることができない動物ですから、その生態を考える時、想像する力が必要となります。
 この絵本に描かれているもぐらを自分の頭の中で動かしてみること、もしかしたらもぐらになってみること(もちろん想像ですよ)も必要かもしれません。
 この絵本では、もぐらがどんなふうに餌となるミミズをとったり、地中のすみかの様子や生きるためのさまざまな苦労などが描かれているので、もぐらになる(もちろん想像です)のは簡単です。

 この科学絵本を読んで子供たちがどんな感想文を書くのか読んでみたくなります。
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自信を持っておすすめしたい 忘れてはいけないこと、忘れられないこと      投稿日:2019/08/06
光のうつしえ 廣島 ヒロシマ 広島
光のうつしえ 廣島 ヒロシマ 広島 作: 朽木 祥
出版社: 講談社
作者の朽木祥さんは1957年広島に生まれた、被爆二世の女性だ。
 デビュー作『かはたれ』以降、児童文学で数々の受賞歴を持つ児童文学者で、広島の原爆を扱ったこの作品も児童文学に括られるでしょうが、成人が読んでも十分に鑑賞できるし、むしろどの世代であっても多くの感動が得られることと思う。

 主人公は12歳になる中学生の希未。
 終戦から25年とあるから、物語は昭和45年の広島だろう、おそらく主人公の年齢はほぼ作者と同じと思われる。
 希未のまわりにはまだたくさんの戦争の犠牲者、原爆の被害者がいた。
 美術部の顧問吉岡先生もその一人。あの日の原爆で許嫁であった女性を亡くしている。
 身近な人にそんな悲しい出来事があったことさえ、あれから25年も経つと忘れていることに希未たちは愕然となって、身近な人たちの悲惨な体験を学ぼうと決める。
 あの朝、ぐずる息子を叱り、追いやるように学校にせかした母の、悲しい後悔。
 大きな骨の周りに寄り添う六つの小さな骨は、あの日原爆の犠牲にあった女先生とその先生を慕った学生たちではないか。
 原爆だけではない。希未の母にも秘密があった。それはかつての恋人が遠い戦場で亡くなったこと。
 愛する人を戦争で、原爆でなくなった、その事実を12歳の少女は知ることになる。
 そして、そんな大切な人を忘れないということも。

 この作品には「小山ひとみ」という戦争を詠んだ無名の歌人の歌が何度も出て来る。
 朽木が書くように、世界にはたくさんの「小山ひとみ」がいるだろう。
 それは何十年経っても忘れてはいけない。
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自信を持っておすすめしたい 回転ずしといえば                     投稿日:2019/07/28
まわるよる
まわるよる 著: ツペラ ツペラ(tupera tupera)
出版社: 小学館
この絵本の作者tupera tuperaさんは亀山達矢さんと中川敦子さんのユニットで、私は「絵本界の木皿泉」と小さく呼んでいたりします。
 tupera tuperaさんの絵本の魅力はなんといってもその発想力だと思います。
 その名を一躍高めた『パンダ銭湯』にしろ『わくせいキャベジ動物図鑑』にしろ、どこからそういう発想が出てくるのか不思議なくらいです。
 こういう絵本を子供たちが読んだら、頭も心も自由に放たれるのではないでしょうか。
 そうして自由になった頭と心は、また新しい創造を生み出す、そんな気がします。

 この『まわるよる』という絵本も随分奇抜です。
 夢のお話というのはたくさんあるでしょうが、この作品は考えてみればとっても怖い悪夢のお話です。
 だって、自分が回転ずしのネタになって回るのですから。
 ほうら、タイトルの意味がわかったでしょ。

 ある夜、くいしんぼうのふとしくんは「早く寝なさい」と叱られながらベッドにもぐりこみます。
 この時、ふとしくんの掛け布団の柄をよく覚えておいて下さいね。
 だって、これってマグロの赤身柄なんですもの。
 そう、ふとしくんは寿司ネタになって回転ずしの回るレーンで回っているではないですか。
 しかも、お客さんはいつもネタになっているはずの魚たち。
 マグロネタになったふとしくんはどうなってしまうのでしょうか。

 やっぱりこのお話はかなり怖い。
 怖いけれど、どこかおかしい。
 そういう発想がtupera tuperaさんの魅力だと思います。
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