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想像力
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投稿日:2021/09/23 |
芸術の持つ力、想像力を強く印象づけられる作品。
少年・ライナスがオレンジを配達する先は、画家のモンドリアンだった。本当の名前を知らないままミスター・オレンジと呼んでいた。
時代は第二次世界大戦中のニューヨーク。家族の一人が戦争に行っているというだけで、戦地ではなくても生活には暗い影がさしてくる。
ライナスとモンドリアンの会話は、そんな日常に光を照らしてくれるように感じられた。
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今までにない切り口の作品
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投稿日:2021/09/23 |
希少生物を飼ってみたいというマニア、それを違法な方法で仲介するバイヤー、それを取り締まる警察。
捜査の様子や、希少価値のある生物のことなど、知識はなくてもわかりやすく書いてあり、興味深く読めた作品。
犯人の中には、外国語に精通したり、動物の知識があったりと、文中にもあるが、それをなぜ良いことに活かさないのかと疑問に思う場面もある。
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生きたい場所で生きる
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投稿日:2021/09/23 |
1巻と2巻を連続して読んだせいもあり、2巻で完結という思いを持った作品。
1巻目では生きのびること、2巻目では生きたい場所で生きたい動物たちと生きることが、主題として描かれているのではないかと思った。
故障を修復されたロボット・ロズは、農場で働きながら島へ帰ることを強く願っている。自分が育てたキラリとの再会を果たすことができるのか。
1巻目を読んだ時、ロズは無垢なロボットで人間としての良いものを持っていると思った。
その良いものとは、ロゼが言う思いやりなのではないかと思う。ロボットとの共生社会は、今後間違いなくくるとして、私たちはどのように暮らしていくのか、そんなことも考えさせてくれる話である。
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応援したくなる
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投稿日:2021/08/15 |
林業に携わりたい、木の仕事がしたいなど動機は様々な人たちが集まっての山の仕事の実話です。
木が成長していくまでの時間はおよそ30年、その育成期間には手入れが必要で、その間はお金にはなりません。
もちろん危険も伴いますが、それでも林業で食べていける仕組みを作ろうと、いろいろなアイデアで乗り切っていこうとするところに共感を覚えます。
木や山に携わる仕事がしたい、仕事まではいかないけれど環境を守る取り組みに力を貸したいと思う人には、年齢を問わず読んでほしい本だと思います。
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このシリーズはわくわくします
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投稿日:2021/07/28 |
はじめて読む科学者の伝記シリーズの中の中の一冊。このシリーズの中谷・牧野と読んできましたが、どれもわくわくしました。
好きな勉強をし続けて道を究めたという話が元々好きなのだろうと思います。
今や伝記というと漫画伝記が主流ですが、このシリーズは漫画でない伝記の本という要望に応えて作られたということで、子どもたちに読みやすい工夫がいくつかなされています。
たとえば、菊苗新聞という知られざるエピソードの中には、『吾輩は猫である』を読み聞かせをし、セリフは声色を変えてしていたというお茶目な話が載っています。
『吾輩は猫である』というと、夏目漱石。なんと菊苗は、夏目漱石と親交があり、イギリスで会っているのです。
私からすると、意外な人同士が結びついていたということで、菊苗が身近に感じられました。
味の素を作ったのが菊苗ですが、菊苗の大学での授業の板書スピードがとても速くて、学生がついていけなかったという話も驚くべき内容なのです。
そのエピソードはイラストでもわかりやすく描かれていて、その場に居合わせて見て見たかったと思いました。
また、改行をしたり、文章と文章の間に余白をもうけることで、伝えたい言葉がより伝わってきたり、文字がいっぱいで子どもたちが読む前から難しそうだと思わないような工夫もされているように思います。
まだ猿橋勝子は読んでいませんが、今から読むのが楽しみです。
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ギンズバーグに出会った日
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投稿日:2021/06/04 |
もちろん私はギンズバーグに出会ったことはない。だが、この絵本を初めて読んだ日の衝撃と感動は忘れないだろう。
志を持ち、勉強に打ち込んだ女性の理想像がここにある。
私の手元に、今この絵本はある。これから先、辛いことや悲しいことがあったとしても、ギンズバーグのこの絵本は、きっと私の心の支えになってくれるだろう。
大学へ行きたくても行けなかったルースの母が、モップを持ちながら本を読んでいる場面がある。授乳中、私も本が読めず、台所に本を置いて、隙間時間に本を読んでいたことがある。それほどに、勉学を渇望する女性は、一定数いる。
この絵本を読むと、こう言いたくなる。「女性が差別され、活躍の道を閉ざされている時代は、不幸な時代である。目標と志を高く持ち、ルースに続こう!」と。
自分の心に壁を設けるのはもうやめよう。子どもたちに幸せな未来を手渡すために、私もがんばろう。
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神の啓示
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投稿日:2021/05/30 |
子どもの頃からとても気になった伝記は
『ナイチンゲール』と『ジャンヌ・ダルク』だった。
二つに共通して出てくるのは、
神の啓示ということ。
背景にキリスト教があってのことと思われるが、
大人になった今もまだこの啓示の場面がくると
ぞわぞわした気分になるのだ。
子どもの頃は、大人になったら自分にも
神の啓示がやってくるのではないかなど、
途方もないことを夢想していた。
そして、今読んで気になった言葉は、
「行動することです。そうすれば神も行動されます。」
ジャンヌ・ダルクのように、戦地で私は戦うことはないが、
子どもと本、図書館などに危機が訪れたら
真っ先に静かな闘いを繰り広げそうな私である。
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尾張西部
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投稿日:2021/05/30 |
尾張西部で生まれ育った私は、
大河ドラマで戦国時代の武将が主人公を演じると
とても誇らしい気持ちになる。
番組が終わってからの舞台の紹介では、
子どもの頃に遊んだお寺、行ったことのあるお城などが
目白押しで出てくるからだ。
さて、信長が生まれたというお城には諸説あり、
勝幡城で稲沢市というのも通説であり、定説ではない
らしい。
愛西市または清須市または名古屋市など、本を調べていくと
一体どこなんだと思えてくる。
伝記を読むと、必ず気になる言葉が出てくる。今回は「人間の将来は他人でhなく自分で決めるのだ」というもの。
記録に残った言葉の言語訳なのか、展開上の言葉なのかは判断がつかないが、本を読んで何かしら心に残る言葉との出会いがあるのが、読書の楽しさだと思う。
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この学校に通いたい
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投稿日:2021/05/18 |
校長先生の発案で、カメムシ採取をし調べるということが始まったとはいえ、このドキドキワクワク感は素晴らしいです。
私が子どもだったら、毎日学校へ行くのが楽しいだろうなと思いました。
そして、はたさんの絵がドキドキワクワク感を素敵に伝えてくれます。
昆虫は苦手だけど、これはやってみたくなるし、ワークシートがあったらもっと楽しいなあと思っていたら、付録でついているとはなんとお値打ちなんでしょう。
探求学習ってこういうことだなと思えるし、やるならここまでやってみたいと思わせてくれます。
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思いがけない難しい問題
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投稿日:2021/05/13 |
てんかんの少年の介助犬になった犬のアラスカを奪還したいパーケル。
てんかんを容認できず、かわいそうな少年と見られることに抗うスフェン。
二人の気持ちが交互に描かれる。読み始めた時には、あまりにひねくれたスフェンの気持ちにには寄り添えず、パーケルに同情の気持ちが起こった。
てんかんという病気の理解ということもだが、読み進めていくと犯罪目撃者の心の傷や、SNSの問題など思いがけない難しい問題も盛り込まれていた。
突然に困難が降りかかり身動きが取れなくなるというこの感じ、どこかで読んだことがあると思い、作者を確認したら『100時間の夜』のアンナ・ウォルツだった。
難解さはあるが、読み終えた後、登場人物たちと一緒に問題と取り組んできたという満足感がある作品。
課題図書に選ばれたこともあり、じっくり読み込んで向き合いたい一冊である。
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