まほうのさんぽみち まほうのさんぽみち
著: ロビン・ショー 訳: せなあいこ  出版社: 評論社 評論社の特集ページがあります!
絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

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自信を持っておすすめしたい 絵本というより芸術作品  投稿日:2018/01/22
はじまりの はな
はじまりの はな 文: マイケル・J・ローゼン
絵: ソーニャ・ダノウスキ
訳: 蜂飼 耳

出版社: くもん出版
ひと目で良い絵本とわかる本ですが、やはり絵がすばらしいです。絵本でここまで芸術的な絵を使ってしまっていいのだろうかとうろたえるほど美しい。どこかラファエル前派の絵画を思わせる静的で端正な絵は、感情的な面を排して描かれている分、かえって感傷的で強く印象に残ります。ダノウスキの作品が日本に紹介されるのは初めてということですが、この人の作品をもっと見たいと思いました。言葉もうつくしい。イギリスの散文詩のような詩的なことばのひとつひとつが、これも感情を抑えて淡々と綴られており、その語り口が深く心に染みわたります。その語り口の損なうことなく訳された訳文がいいのだと思います。
絵、文章、翻訳、そのすべてが見事に調和した作品で、これはもう絵本ではなくひとつの芸術作品。子供向けとか大人向けとか関係ない、全年代向けの傑作です。
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なかなかよいと思う ニッポンのクリスマス絵本  投稿日:2017/01/22
まよなかのゆきだるま
まよなかのゆきだるま 文: 森洋子
出版社: 福音館書店
鉛筆だけの黒と白のモノトーンの世界におかれた真紅のパートカラーが鮮烈な印象を残します。深々と雪が降り積もる暗く冷たい真夜中の冷気と少女の温かさが美しく表現されています。クリスマス絵本というと日本のものでもどこか欧米っぽくなりがちですが、これは昭和40年代というところでしょうか、木製の電柱や狭い路地などひと昔前の日本の雪国らしさが感じられ、そこに雪だるまとあの人がいい感じに共演しています。これはにっぽんのクリスマス。日本らしいクリスマス絵本が出てきたなと感心しました。
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自信を持っておすすめしたい 「いつもどおり」のしあわせ  投稿日:2016/11/27
あさになったので まどをあけますよ
あさになったので まどをあけますよ 作・絵: 荒井 良二
出版社: 偕成社
 朝が来る、というのは当たり前のことだと思っていました。当たり前、は、取るに足らないどうでもいいことと。
 でもそれは違うのですね。当たり前に朝がきて、当たり前に町があって人がいて・・・それら一切はかけがえのない奇跡なのだと気付かされました。震災で多くを失った今だからこそ、当たり前だと思っていたことのすべては、かけがえのない大切なものだったのだと気付かされた。そして、「いつもどおり」ということがどれほど幸せなことかということも。幸せとはお金でも名誉でもなく、「いつもどおり」がちゃんとあること。いつもどおりというしあわせ。
 タイトルでもある「あさになったのでまどをあけますよ」が繰り返されますが、これもいいです。朝になったら窓を開ける、というのは基本動作なんだなと(自分なぞ朝昼関係なく窓閉めっぱなしで・・・)。日本人的な自然観が感じられていいです。朝日を浴びたようなあかるい画面は印象派の絵画のようで美しい。飾らないやさしい言葉のひとつひとつも好きになれます。
 これはできれば借りて読むではなく、買って手元に置いておきたい本です。なんとはなしに手に取ってぱらっとめくっては癒される・・・そんな一冊になりそうです。絵で、言葉で、癒され、元気づけられる絵本です。
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なかなかよいと思う いきいきとした黒!  投稿日:2016/11/26
よるです
よるです 作・絵: ザ・キャビンカンパニー
出版社: 偕成社
夢を食べる、といわれる獏ですが、ここでは夢をまき散らします。小さな子供にとって「ひとりで夜中にトイレ」はある意味”試験”ですよね。でもこんなたのしいともだちがいっしょならこわくないかも。こどものような自由な発想で描かれた夜の夢は、真っ暗でこわいと思っていた夜のイメージを変えてくれるはずです。「こわい」を「たのしい」に変えてくれるばくの魔法に見とれます。
そして圧巻の黒!カラフルな色彩に見とれてしまいますが、それを際立たせている黒が効果的です。これくらい黒が生き生きと使われている絵本はなかなかないと思います。子供向けの絵本で黒を大胆に使うというのはかなり勇気がいることだと思うのですが、見事に「黒」を美しく、たのしく見せています。東欧の工芸品のような印象的な絵で、カレル・ゼマンの映像作品を思い出しました。表紙も美しいですね。
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自信を持っておすすめしたい 泣けます  投稿日:2016/11/13
ぴっぽのたび
ぴっぽのたび 作: 刀根 里衣
出版社: NHK出版
ひつじは、友だちなのでしょうか?大切な人・・・家族、友人や兄弟、恋人・・・。ひとは長い人生のなかで、出会いと別れを繰り返します。別れ、去っていった人たち。手を離してしまったあの人・・・いつの日か、再会を果たすときがくるのでしょうか。人生の終わりに。あるいは、天国で・・・

これは、単に12か月の夢を描いた絵本ではありません。これは人生の旅。春の日もあれば雪や雨の日もあります。そのときどきで、人は夢を描き、願い、一人で、または誰かと、生きてゆきます。人間だけでなく生き物や石や空も夢をみるのでしょう。世界は、そんな夢の絵の具でできているのかもしれません。明るい夢、悲しい夢、厳しい夢・・・世界は、多様で無限で、夢のように掴みどころがない。だからこそ、ひとは誰かを願い、誰かと歩き、誰かと夢を語るのでしょう。

別れた人、去っていった友、そして、いまは亡き母・・・いつか再会できるのかな?いつか、自分もひつじに再会できるのかな・・・
読み終えてふと、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を思い出しました。「どこまでも一緒にいこうね」・・・

しみじみと涙があふれてきました。

絵の美しさはいわずもがな。しっとりと丁寧に入ってくる文章がまた秀逸で絵の雰囲気にぴったりです。まるで絵が語りかけてくる言葉のよう。
子供の読者はどんなふうに読むのかな?
でもこれは、むしろ大人に勧めたいぐらいの絵本です。
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なかなかよいと思う 痛快無比!  投稿日:2016/11/13
まじょになったら
まじょになったら 作・絵: ヘルガ・バンシュ
出版社: ワールドライブラリー
子供には少々キケンな本です。ってぐらいメチャクチャ面白いです。だって魔女になっちゃうんだぜ。そりゃコーフンするでしょ。寝しなに読むとドキドキです。自分もこんな夢がみたいです。最後に女の子の見せる表情がたまらない!
なかなか扱っていなくて入手しづらいのが難点。自分は図書館で読みました。手に入ったら枕の下に敷いて寝てみます。
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【連載】10周年でかえってきた! しごとば・取材日記 その4

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