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むげんことわざものがたり

むげんことわざものがたり(偕成社)

好評につき2刷!ことわざがつながって、ひとつの物語になったおもしろ絵本

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新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

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渡”邉恵’里’

その他の方・40代・東京都

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自己紹介
アートや本が大好きで、子どもの頃よりも、今、絵本を楽しんでいます。

膠原病患者です。
(混合性結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群)
その他、間質性肺炎、甲状腺機能低下症があります。

読書は安全に楽しめる趣味の一つですが、せっかくなので、インプットだけではなく、アウトプットもしてみようと思い、レビューを書いています。
大人のための読書案内の、参考になればうれしいです。
好きなもの
演芸(落語、講談、浪曲、手品、お笑い、大道芸など)
読書(いろいろな本を読みます)
図工(絵画制作、手芸なども)
アートセラピー
東京の街歩き、下町や銭湯巡り、昔風の建物見学
喫茶店・カフェ
料理、自宅で「同居」しているぬか床とのお付き合い
6月は、梅仕事とラッキョウ漬けに精を出す(予定)
ひとこと
大人も楽しめる絵本を探しています。
図書館内のカフェや自宅でゆっくり、絵本を楽しみます。
絵本は誰でも楽しめるアートで、ちょっとした異空間に安全に旅行できます。
年齢に関係なく、いろいろな本を楽しむ事が好きです。

読書は、私のような持病のある人も、入院中も楽しめるステキな娯楽ですね。

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初期〜2020年ごろまで、読書・レビュー記載分

渡”邉恵’里’さんの声

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自信を持っておすすめしたい 誰でも深刻な問題を抱えて生きている  投稿日:2017/11/20
霧のなかの白い犬
霧のなかの白い犬 著: アン・ブース
訳: 杉田 七重
絵: 橋賢亀

出版社: あかね書房
【内容】
おばあちゃんのおかしな言動に不安を覚える孫娘。不良仲間と付き合いだしてから素行が悪くなったいとこ。障害を持っている友人などが繰り広げる、様々な葛藤や行き違い。
現代に生きるイギリスの、学生たちや大人が抱える問題を描き出した物語。

【感想】
毎日小学生新聞に紹介されていた作品。意外と重い内容で驚いた。
現代社会が抱える様々な問題がリアルに感じられた。社会的な問題も、個人としての問題も、すべてが解決不可能のように思われて、途中で(あまりにも読み進めるのが辛くて)投げ出してしまおうと思ったが、気を取り直して最後まで読み切った。
不良グループと付き合いだしてから、素行が悪くなったいとこ(女の子)とのやり取りや、友達や家族とのやり取り。主人公の少女と一緒に思い悩んだ。現実は甘くはない。児童書というジャンルにしておくだけではなく、あらゆる年代の人に読んでいただきたい物語だった。

この話を読んで、戦争や、あらゆる人権侵害が本当になくなってほしいと、心から思った。
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自信を持っておすすめしたい 英語版もおすすめします。  投稿日:2017/11/13
クリスマスって なあに
クリスマスって なあに 作・絵: ディック・ブルーナ
訳: 舟崎 靖子

出版社: 講談社
【内容】
キリスト教の絵本。本当のクリスマスの意味や、出来事を、わかりやすい素敵な絵と文章でつづる名作絵本。(1964〜)
羊飼いのもとに天使が現れ、イエスキリストが馬小屋で生まれ、東方の三人の博士が訪れるまでを、まるで紙芝居のようにたどる。

【感想】
最初に英語版を読みました。わかりやすい英語で、丁寧に描かれている絵本です。作品から作者の善意と、みんなに幸せになってほしいという願いが伝わってきます。
クリスマスの、キリスト教における意味が、きちんと語られているけど、決して宗教臭い感じはなく、素敵な物語として受け止められる作品です。すがすがしい、温かい、かわいい絵本です。

ディック・ブルーナさんの、ひたむきな情熱や、彼のやさしくて実直な人柄が想像できるようです。良質の絵本というのは、こういうものをいうのだと思いました。
年齢問わず、どなたにもおすすめします。英語版もあるので、チャレンジしてみてもいいと思います。(中学生レベルの英語がわかれば読めると思います)
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自信を持っておすすめしたい 悠久の歴史をたどるパンの旅  投稿日:2017/11/13
パンがいっぱい
パンがいっぱい 写真・文: 大村 次郷
出版社: 福音館書店
【内容】
パンの起源や、パンを日常食べている人たちの素朴な生活を写真でたどる。西アジア、北アフリカ、インドなどの面白いパンや、パンを作る人、売る人、食べる人の日常風景を感じられる。
人間とパンの長い歴史が感じられる写真絵本。

【感想】
見ごたえがある絵本(写真集)。
歴史や地理が大好きな人にぜひともおすすめしたい。
こういう「観光地ではない」「名物案内ではない」普段の現地の人の暮らしを、そのまま切り取ったような作品を通じて、遠くに住んでいる人たちの生活を想像したり、実際に出会う外国人の祖国について想像したりして楽しんでいます。
今は、いろんなレストランなどで世界中のお料理が、比較的簡単に食べられるような気がしますが、本当は、現地に行かないと本物とは出会えないのだなあ、と改めて気が付きました。
ちょっとした旅行(バックパッカーになった)気分を味わえる一冊です。子ども〜大人まで、楽しめる、味わい深い内容だと思います。
この作品にでてくるパンも、きっと、噛めば噛むほど味わい深くなるはず。この作品も何度も読み返して、味わい深くなる気がします。
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なかなかよいと思う お菓子で感じるアメリカのユーモア  投稿日:2017/11/09
スヌーピーのお菓子絵本
スヌーピーのお菓子絵本 著: チャールズ・M・シュルツ
訳: 谷川 俊太郎
料理: ジューン・ダットン

出版社: 復刊ドットコム
【内容】
ハロウィンのパーティーにみんなでいただくアメリカのお菓子や飲み物のレシピ集。
料理の名前、材料、作り方、ちょっとした説明が、ユーモアたっぷりに提供。
ファンキーなスヌーピーの漫画が、贅沢に盛り込まれて、気分はすっかりピーナッツの一員。

【感想】
料理本なのに、料理の写真が出てこない珍しい(?海外の料理本はよくあるらしい?)本。お菓子絵本、というよりも、スヌーピー絵本、と言った方が見た目をよく表していると思う。

日本でよく見るタイプの料理本は、料理の写真があるのがあたりまえだと思い込んでいたから、ちょっと新鮮な驚きだった。
実用書というよりも、「絵本」という印象。レシピ通りに作れば、ちゃんとおいしいお菓子ができるが、読み物としてユーモアを楽しんでもいい。

私はアメリカに行ったことがないけども、スヌーピーの映画にでてくるハロウィンの雰囲気が感じられて、楽しい気分になった。
まだ見ぬお菓子に、挑戦してみよう。ちょっとした楽しみができた。
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自信を持っておすすめしたい 土の匂いがする  投稿日:2017/10/23
ゴマの洋品店
ゴマの洋品店 写真: 公文 健太郎
出版社: 偕成社
【内容】
「世界のともだち ネパール」(偕成社 2014年)
この作品に出てくるアヌスカ(女の子)のお母さんと、彼女の周辺のネパールの人々を撮影した写真と随筆。
ゴマ(ネパール人、女性)は生まれ育った村から、バネパの町にお嫁に行った。そこで長女アヌスカと、長男を授かる。村の人々のくらし、実家の家族の様子、街の人々や行商人、旅芸人…いろいろな人たちの人生の一コマを切り取った写真に、素朴で温かい文章。
現代のネパールの、地方都市と田舎の村の様子を体験できる一冊。

【感想】
を読んで、この人の別の作品も見てみたいと思って手に取った本です。
紀行文とも随筆ともいえる作品。観光地ではない、普通のネパールの人々の暮らし、本音の部分がよく描かれている。
作者は、現地の人の生活の中に、どんどん入っていく。行商人のニンニク売りのおばちゃんとか、商店街で果物を売っているおばさん、山羊の買い付け人、農村で暮らす一家、妙にお金持ちの婦人などなど。それぞれの人たちの人生が、少しずつのぞき見できる。
それぞれの人の、性格、暮らしぶり、悩み、うれしかったことなどが、不思議と立体的に感じられる。まるでそこにその人がいるみたいな錯覚を受ける。きっと作者が人懐っこい感じで、現地の人に受け入れられて家族や親せきのように付き合っていたから、このような生き生きとした写真と文章ができたのではないだろうか。

ネパールの土の匂い、風の匂いがしてきそうな、ステキな作品です。
小学校高学年〜大人が楽しめる作品。ルビがふってあれば、もっといろんな人に楽しんでいただけるのではないでしょうか。
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自信を持っておすすめしたい ナンセンス絵本の原点は狂言?  投稿日:2017/10/17
狂言えほん くさびら
狂言えほん くさびら 作: もとした いづみ
絵: 竹内 通雅

出版社: 講談社
【あらすじ】
ある男の家に、くさびら(キノコ)が生えて困っているという。山伏にまじないをしてもらってキノコがなくなるように頼んだが、まじないをすればするほどキノコが増えてしまう。とうとう大きなお化けキノコが出現してしまい…
狂言の演目を楽しい絵本にした作品。
絵:竹内通雅、解説:野村萬斎

【感想】
単純明快。昭和の名作コント、ドリフ大爆笑のナンセンスな展開を思い出す作品(年がばれるね〜)
お話が極めて単純なのに、全然飽きないで最後まで楽しめる。絵描きの力量がしのばれる。どんどん増えていくキノコが、スリル満天。キノコ好きにもたまらない、キノコ嫌いにもたまらない話の展開。

しかし、どうしてこの男はキノコがあることで、困っていたのだろうか?
食べられないキノコだったら邪魔だろうし、毒キノコだと危ないし、食べられるキノコだったら泥棒が入って治安が悪くなるのだろうか。それとも、この男はキノコのアレルギーでキノコを見るだけでもあちこち痒くなったりするのだろうか。単に、不気味だったのだろうか。それとも…
キノコと言えどもバカにできない。キノコの不思議さや、キャラクターとしての魅力、危険さなど、いろんなことを想像して楽しめた。
読み終わっても、どうしてそうなったのか気になって仕方ない。
キノコが生えると、不幸があるのか?家が老朽化したサインなのか(立て替える資金がなくて困っていたのか)…私はキノコ好きなので、ぜひとも食用キノコが生えて欲しいと、思いますが、いかがでしょうか?大量にできたら売るなりあげるなり、煮るなり焼くなり揚げるなり蒸すなり…どんこシイタケでお願いします。
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自信を持っておすすめしたい 憲法くんと、友達になりました。  投稿日:2017/09/26
憲法くん
憲法くん 作: 松元ヒロ
訳: 武田 美穂

出版社: 講談社
【内容】
日本国憲法を、キャラクター化して、紹介してくれる絵本。
憲法くんの生い立ち、年齢、性格などがとてもわかりやすい。
舞台で演じられるお芝居と、自己紹介だと思って、気軽に憲法を知ることができる。
巻末には、絵本の元ネタの、松本ヒロさん(芸人)の言葉と、日本国憲法の全文が載っている。

【感想】
社会の大事な事をわかりやすく学べる、素敵な絵本。
コントだと思って読めるので、気楽に親しめる。素朴な絵が、素晴らしく、憲法くんの言葉の裏にあるいろいろな状況や気持ち、昔の人々が未来の人々に託した思いなどが感じられて、感動しました。

憲法については、いろいろな意見や考え方もあり、現在の世界情勢や国内情勢など様々な問題があります。難しい問題だと思いますが、でも、私たちは、自分の国のことですから、きちんとこの国の決まりについて知っておかなければならないと思います。
しかし、大人向けの本は、なかなか難しい。憲法について、特別な教育を受けていない庶民でも、楽しく明るく学べる工夫がしてあって、作者の善意を感じました。
まず、内容を知る事が大事。この絵本は、年齢問わず、楽しんでいただきたいお思います。
実際の、舞台にもぜひ、行って見てみたい。素晴らしい作品を、ありがとうございました!
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自信を持っておすすめしたい 明るく楽しい食卓  投稿日:2017/09/26
イタリアのごはん
イタリアのごはん 作: 銀城康子
絵: マルタン・フェノ

出版社: 農山漁村文化協会(農文協)
【内容】
イタリア、ローマとナポリの間くらいに住んでいる一家の食事。朝、昼、晩、間食、食事のマナー、四季折々の行事…など。
素朴で生き生きとしたイラストで、イタリアの普通の人々が楽しんでいる食事を紹介してくれる。

【感想】
朝食が、飲み物とチョコパイ(お菓子)。衝撃的でした。親に怒られそう。
一週間の食事の様子を見ていると、意外と野菜料理が多く、ヘルシーな感じもする。だけど、毎日ファミレスに通っているような感じもしてしまう。イタリアの人にとっては郷土料理なのだろうけど。
食事と食事の間が長いので、間食をしているけど、おやつになるようなものばっかりで、太りそう…イタリアのお料理は、魅力的だから、もし、自分がイタリアで暮らしていたら、簡単に今の倍は太る気がしてきた。

面白かったのは、「好きなものを40日間我慢する」という習慣。神様との約束だけども、我慢する代わりに何かお願い事を叶えてくれるというものでもないらしい。自分なら、願い事もして、是非とも満願の日には叶えていただきたい!!
(成就できるかしら。けっこうきつそうだ)

お昼は一家が集まって食べるとか、日曜日に親族が集まって食事を楽しむとか、親族同士の交流が多く、結びつきが強いという印象を持った。家庭料理が一番おいしい!と胸を張って言えるような感じがうかがえて、微笑ましい。
やっぱり素敵なところ。ぜひ、行ってみたい!!
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自信を持っておすすめしたい どこかで聞いたことがあるような…?  投稿日:2017/09/17
狂言えほん(1) ぶす
狂言えほん(1) ぶす 作: 内田 麟太郎
絵: 長谷川 義史

出版社: ポプラ社
【あらすじ】
ケチな主人が外出するというが、今回はお供はナシ。太郎と次郎は留守番を仰せつかったが、厄介なことに猛毒の「ぶす」を預かることになった。ぶすの入った容器の上を吹いた風にあたっても死んでしまうという。恐ろしいものであるが、主人は持っていても平気だった。不審に思った二人は、ぶすを調べていようと思い立つが…

狂言の「附子」を楽しくアレンジした絵本。

【感想】
長谷川氏のファンキーで大胆な絵が躍動する、愉快なお話。
最初に出てくるケチな主人の絵がふるている。本気でケチであることがよくわかる、絶妙な表情。そしてこの主人があり、この従者がある。類は友を呼ぶ。愚かな人には愚かな人が寄ってくる…ずるい人にはずるい人が(以下略)
言葉は狂言の雰囲気をそのまま伝えるように、独特の言い回しを活かしていて臨場感がある。それにしても、この話は、いい年こいた大人が3人も出てくるのに、妙な塩梅になってて、本当に滑稽。狂気ともいえる。「気はたしかか?」とつっこみたくなる。太郎も次郎も、暇な上に、体力が有り余っているし、好奇心が強いのだろう。こんな従者、部下がいたらさぞかし大変だろうなあ。

この絵本はギャグマンガだと思って読める。古典というと、近づきがたい、おそれおおい、難しいという印象があるが、これは見事にその苦手意識を打ち破る。画期的な絵本だ。面白いので、本物のぶすも見に行こうと思えてしまう。
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自信を持っておすすめしたい 漫画を読む気軽さで、日本の技術の歴史がわかる  投稿日:2017/09/17
日本のもと 技術
日本のもと 技術 監修: 山根 一眞
出版社: 講談社
【内容】
古代の人類が火をおこすところから、未来の技術までを軽快な対談と、ギャグ満載の漫画で紹介してくれる。火、稲作、建築、水道、産業革命。車やバイクなどの開発者、インスタントラーメン、シャープペンなど、意外なものが日本で開発されている。インターネトや原発、宇宙開発など、充実した内容。

【感想】
広く浅く、わかりやすく楽しく学べる一冊。
対談形式…とはいえ、お亡くなりになって久しい人が多い。人物が特定できない場合は、「原始時代のおじさん」とか「大仏を作った大工さん」などの、日本代表(仮)とお話して、当時の状況をリアルに聞き出している。
読者を飽きさせない工夫がいたるところにあり、最後まで興味をもって楽しんで読める。内容が充実している割には、難しい専門用語などがないので、理数系に弱い人でも全く問題なく理解できます。私もその一人ですが、ギャグマンガを読む気軽さで、日本の数々の歴史を変えていった技術について理解できた。

日本には世界に誇る事ができる素晴らしい技術者が多い。法隆寺の五重塔をはじめとして、相当昔に作られたものには、人類の英知が詰まっている!
その場にあるもので、外国の技術も取りいれて、更に改善し、職人さんが工夫に工夫を重ねて根気よく丁寧な仕事をした結果、素晴らしいものが残っている。
もっと自分の国の建築物、製品、職人さん、文化などを誇りに思いたい。

しかし、まだまだ分からない事が世の中にたくさんある事にも気が付く。例えば「クラゲが光るしくみ」などは、まだ解明されていないという。できる事とできない事がたくさんある世界に、改めて気が付いた。
クラゲが光る仕組み、誰かわかったら、ぜひ、教えてください。
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