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蒼良

せんせい・40代・兵庫県

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蒼良さんの声

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なかなかよいと思う ゴキゾウのセリフ。  投稿日:2009/10/30
かぶと三十郎 きみのために生きるの巻
かぶと三十郎 きみのために生きるの巻 作・絵: 宮西 達也
出版社: 教育画劇
本物のゴキブリはとっても苦手で
動いているのを見るのも嫌なのですが
この絵本に出てくるゴキブリ(ゴキゾウ)は
絵が可愛かったので、平気でした。

前半、ゴキゾウのセリフに
「すきでゴキブリなんかに
 うまれてきたわけじゃない・・」
というのがありました。

確かに。
ゴキブリというだけで
気持ち悪がったり、嫌ったり。
その存在さえ許せないと思ってしまう。

でも、別にゴキブリが悪いわけじゃないんですけどね。
文章中に何度もゴキブリと書いている
この感想さえもちょっと嫌になりそうなくらい嫌いなんですが…

後半のゴキゾウの活躍と
儚いまでに散ったその命・・・
そして、その命を奪ったのは
他の誰でもない、人間だったという・・・。

わけのわからない罪悪感を抱いてしまいました。
これからゴキブリを見たら
そっと逃がしてあげようかと思ったり・・・
出来ないかもしれませんが・・。

とってもイイお話だったのですが
複雑な気持ちになってしまいました。

子どもにもわかるようにと、
「せっしゃ」「せい」「な」など
普段あまり使わない言葉の注釈まで書いてあったので
とっても親切な絵本だなぁっと思いました。
結構大きい子も楽しめる絵本だと思うのですが
僕自身は少し複雑な気持ちになっちゃいましたので
☆4つということで・・・。
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自信を持っておすすめしたい いろいろな人生。  投稿日:2009/10/27
スーパーマンその他大勢
スーパーマンその他大勢 作: 谷川 俊太郎
絵: 桑原 伸之

出版社: 自由国民社
シュールすぎます。

実際、一回読んだだけだと
何が書かれているのか、
一体何のことなのか、さっぱりわかりませんでした。

それでも、その意味不明なところで
クスクスと笑えてしまいます。
不思議な魅力があるという感じでしょうか。

あとがきを読むと
絵が先にあり、
その絵に対して文が書かれたそうです。

なるほど。と納得しかけましたが
何度読み返してみても
やっぱり、「なんのこっちゃ?」と思ってしまいます。

きっと、子どもには更にわけがわからなくなることでしょう。

ただ、実はとても深いお話なんだと思うんです。
それ思うからこそ、☆5つにしているんですが
それはなかなか上手く文字にはできません。
読んでもらって感じ取ってもらう、
それが一番なんだろうと思います。

上手く言葉にはできないけれど
文章以外の「コトバ」を見つけ出して
何が言いたいのかを、直感的に知る。
そういう絵本なのかなぁって思いました。

そういうのが得意な子どもには
イイのかもしれませんが・・・。
何のことだろう?と困ってしまう子のほうが多い気がします。

でも、僕はそんなシュールな絵本が好きなので
やはり☆5つは譲れないです。
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自信を持っておすすめしたい せつない・・・  投稿日:2009/10/27
ずっとそばに・・・
ずっとそばに・・・ 作・絵: いもと ようこ
出版社: 岩崎書店
いもとようこさんの絵は
とってもカワイイので小さい子にも
愛着がわきやすいようです。
そういう印象があっただけに
このお話が実はとても切ないものだと知って
少しショックでもありました。

が、決して目をそらしてはいけない現実が
そこにはあるんだと思います。

あとがきにも書かれていましたが、
クマが人間を襲ったというニュースを見聞きするたび
僕も、同じようなことを思っていました。

クマは人間を襲うつもりなんてなかったはず。
そうせざるを得なかったのは何故か。

原因は人間の側にあるんですよね。

野生の動物と人間と共に生きていく。
きっとできますよね。

とっても切ないお話でしたが
沢山の子どもに見てもらいたいと思いました。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う タイトルが素敵です。  投稿日:2009/10/26
ぼくがげんきにしてあげる
ぼくがげんきにしてあげる 作・絵: ヤーノシュ
訳: 石川 素子

出版社: 徳間書店
「ぼくがげんきにしてあげる」
このタイトルとっても素敵だなーって思いました。
自分の大切な人に言ってあげたい言葉だと思ったし
いつか使おうかなぁって思ってます☆

ストーリーは少し長いので
年長さん以上向けの絵本かな、と思いますが
実際は大人向けの絵本なのかもしれません。

こういう子、いるよね〜って思わず笑ってしまいます。
とはいえ、病気になると大人でも気弱になっちゃうもんだし、
ここぞとばかりに甘えちゃう気持ちもわからなくもない。

そんなわがままにも応えてあげるクマくんが何とも愛おしい。
「なにか、おいしいもの、つくってあげる。
 すきなものを、いってみて」
とクマくんが言うのだけど、トラくんの好物は作れなくって
「スープっていって!」っていうクマくんが
可愛すぎて、その場にいたら抱きしめたくなりそうです(笑)


全然関係ないのですが、
鴨の看護婦さんだけルーチーって名前があるんですよね。
何故だろう・・・。
メインのクマとトラでさえ、そのまんまなのに。
素朴な疑問がちょっと残ったのですが
まぁどうだっていいですね・・・。
参考になりました。 1人

ふつうだと思う 大人向けの絵本かも・・  投稿日:2009/10/26
ぼくがおうちでまっていたのに
ぼくがおうちでまっていたのに 作・絵: ヤーノシュ
訳: 石川 素子

出版社: 徳間書店
結構長いお話なので
年長さん以上かなぁって思いつつも
内容的には大人向けかなって思います。

主に登場するのは
ちいさなクマと
ちいさなトラと
ちいさなブタ。

この三者の関係に似たようなものを
実際の大人の関係で見聞きしていただけに
そういうのに置き換えてしまって
かなりウンザリしてしまいました…。

純粋に読んでいればまた違った感想を抱けたんでしょうけど
クマくんの立場で見てしまうと
いい加減でお人よしなトラにも、
わがままだけど、多分寂しがりなブタにも
憤りを感じてしまいました。

最後の最後でライオンさんが
かなり手厳しいことを言っているのに
全然堪えていないトラくん・・・。

まさに現実と一緒だなぁ・・・と。

かなりリアルな絵本なのかもしれませんね。
そういうドロドロを知らない子どもには
どういう風にうつるんだろう、とも思いつつ。
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自信を持っておすすめしたい 子どもの気持ち・・。  投稿日:2009/10/24
コブタの気持ちもわかってよ
コブタの気持ちもわかってよ 作・絵: 小泉吉宏
出版社: 幻冬舎
小泉さんの本は以前にも何冊か読んだことがあるんですが
いずれもハッとさせられる本ばかりです。

今回のこの絵本もまた同じく
子どもの気持ちをしっかりと汲み取ってあげることができているか
思わず自問自答してしまいました。

子どもと大人は同じ時間を過ごしているけれど
そのペースって違うんですよね。
大人基準で考えるから
子どもが少しゆっくりしていると
イライラして、早くしなさいって言ってしまう。

大人の時間に合わせようとしてしまう・・・。

子どもに気づかれさせてしまうって
とっても悲しいし、胸が締め付けられそうです。
明日からも更に子ども目線で
子どもに寄り添っていきたいと思いました。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 子どもを想うお母さんの気持ち。  投稿日:2009/10/24
きつねのでんわボックス 絵本版
きつねのでんわボックス 絵本版 作: 戸田 和代
絵: たかす かずみ

出版社: 金の星社
表紙の絵がすごくかわいくて優しくて、
一体どんな話なんだろうとワクワクしながら読みました。

最初はきつねの母子の日常をほのぼのと描かれていて
それだけでも癒されそうでした。
だけど、子どものきつねが亡くなってしまって…。

そんな時、人間の子どもと
わが子を重ね合わせるお母さんきつね。

物語自体もとっても優しくて
最後には「いい話やわぁ」と思わず呟いてしまうのですが
そのお話を更に引き立てる、たかすさんの絵が
とってもいいなぁって思いました。
それぞれのページを部屋に飾りたくなるくらい。
とても素敵な絵で心が和むような気がする絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 言葉で伝えること。  投稿日:2009/10/24
ずーっとずっとだいすきだよ
ずーっとずっとだいすきだよ 作・絵: ハンス・ウィルヘルム
訳: 久山 太市

出版社: 評論社
この絵本では少年と犬のお話だったんですけど、
自分の気持ちをちゃんと言葉にして
相手に伝えることっていうのは
とっても大切なことだと思うんです。

でも、相手に対して
「ずっと大好きだよ」なんて言葉は
言わなくてもわかっているだろう、
なんて思って、なかなか口に出せません。

特に日本人はそうかもしれませんね。
「あいしてる」とか
そういうの、照れくさくって
素直に言えなかったりします。

僕自身もそうだなぁって。

自分のためにも、
もっと素直に言葉に出して
大切な気持ちを相手に伝えなきゃなぁ、
なんてことを思いました。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 最後には思わず泣けてきます。  投稿日:2009/10/24
ちょっとだけ
ちょっとだけ 作: 瀧村 有子
絵: 鈴木 永子

出版社: 福音館書店
とっても健気な女の子のお話。

なっちゃんのおうちに赤ちゃんがやってきて、
今までの生活とはちょっと変わってしまいます。

我慢をしたり、自分で出来ることは自分でやったりと
少しずつお母さんから自立していく経過は
たくましくもあり、健気でもありで
少しだけ切なくもなったりしました。

ページをめくるほどに
お母さんの登場シーンが減っていくんですよね。
最初は等身大だったけれど、
次は後姿、その次は後姿が半分隠れてる、
そして、お母さんは頭と手だけになって
ブランコに至ってはお母さんの姿はさっぱり見えない。

それがきっと自立っていうことなんだろうけれど
何だかちょっと寂しいなぁって思いました。

だけど、そこで終わらないのが
この絵本の素敵なところ。

最後の粋なお母さんの一言に
思わず泣けてきました。
ほのぼのとしていて、とっても温かい絵本です。

是非是非沢山の人に読んでもらいたいなぁって思いました。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい いじめのきっかけ。  投稿日:2009/10/24
わたしのいもうと
わたしのいもうと 作: 松谷 みよ子
絵: 味戸 ケイコ

出版社: 偕成社
松谷みよ子さんの絵本なので・・・
と思っていたら予想以上に重い内容だったので
読み終えた後なかなか自分の中で消化できず
重苦しい気持ちになってしまいました。

それでも、いじめのきっかけって
本当に些細なことなんですよね。
だからこそ、
いじめている側には罪悪感がない。
悪いことをしている意識がないからこそ
平気で人を傷つけてしまえる。

相手がどんなに苦しい思いをしているのか
相手の立場になって考えてみる、想像してみる
そういう力も養われていないのかもしれないけれど。


いじめた子たちは
中学生になって
セーラーふくで かよいます
ふざけっこしながら
かばんを ふりまわしながら


すごく苦しんでいる人をよそに
楽しそうに過ごしている加害者を思うと
憤りを覚えてしまいます。
きっと、当事者やその家族にとっては
僕の想像をはるかに超えるものなんだろうと思います。

最後のページの

わたしを いじめたひとたちは
もう わたしを
わすれてしまったでしょうね

あそびたかったのに
べんきょうしたかったのに

この言葉がとても深く胸に残りました。
人一人の人生を狂わせるようなことをしておきながら
そんなことさえ忘れてしまっているなんて・・・。
でも、実際はそうなのかもしれません。
加害者であったという自覚さえなかった可能性は高いです。

今はネットによるいじめが多いと聞きます。
実際に会っていじめるよりも更に
加害者意識は低くなってしまうんじゃないだろうか、
というのはニュースを聞くたび思います。

この絵本自体は少し重いけれど
小学中学年くらいからなら
しっかりと読んでくれるかな、と思います。

自分には悪気がなくても
相手にとっては本当に苦しいことだってある、
相手の立場にたって考える気持ちを育てる意味でも
多くの人たちに読んでもらいたい一冊だと思います。
参考になりました。 2人

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