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かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば

かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば(小学館集英社プロダクション)

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くんちゃんのだいりょこう

くんちゃんのだいりょこう

  • 絵本
作・絵: ドロシー・マリノ
訳: 石井 桃子
出版社: 岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!

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作品情報

発行日: 1986年5月26日
ISBN: 9784001105919

出版社のおすすめ年齢:4・5歳〜

この作品が含まれるシリーズ

おはなし

 冬ごもりの季節を前に南へ向かう渡り鳥を見たこぐまのくんちゃんは、自分も南の国へ行ってみたくなり、お母さん、お父さんにお願いします。帰り道の目印として丘の上の松の木を覚えておくことを約束して、くんちゃんはさっそく鳥たちの後を追って丘を駆け上りました。
 丘のてっぺんで後ろを振り返ると手を振っているお母さんが見えます。くんちゃんはお母さんにさようならのキスをしてこなかったことを思い出し、丘を駆け下りてお母さんにキス。また丘に上って空遠く飛んでいく鳥たちを見ていたら「双眼鏡がいるな」と思いつき、家に取りに戻ります。双眼鏡を左の肩にかけ、お母さんにさようならのキスをして丘を上ったくんちゃん。てっぺんで双眼鏡をのぞくとすてきな湖が見え、今度は「つりざおがいるな」と思いつき、再び丘を駆け下り家に戻ります。つりざおを右肩、双眼鏡を左肩にかけ、お母さんにさようならをキスをして、また丘の上へ。今度はのどが渇いたので、「水を持っていかなくちゃ」とまたまた丘を駆け下ります……。

みどころ

 小さな子供の気持ちが、幸福でつつましやかな家庭生活の中で描かれるくんちゃんシリーズ。この『くんちゃんのだいりょこう』では、くんちゃんのささやかな冒険が、お母さん、お父さんの温かな愛に見守られながら描かれています。
 「ぼくも南の国へ行ってみたい」とお母さんにお願いしたくんちゃんに、一緒にいたお父さんは、「やらせてみなさい」と一言。くんちゃんの好奇心を否定することなく受け入れる姿は、まさに子育て・教育の理想像そのものです。包容力のある両親のもとでのびのび育つくんちゃんの子供らしい発想に、幼児の心理を再確認し、ホッと和む大人も多いことでしょう。ページをめくるたび、くんちゃんのキャラクターにぐいぐい引き込まれてしまうこと請け合いの作品です。
 大旅行のおわり方もとてもくんちゃんらしく、思わず笑みがこぼれてしまいます。シンプルな黒のペン画に加えられた淡い青は、くんちゃんの純粋な心をそのまま映し出しているかのようです。
――(ブラウンあすか)

出版社からの紹介

やんちゃな子グマのくんちゃんは,渡り鳥のまねをして南の国へゆきたいと思いました.でも,双眼鏡,麦わらぼうし,水筒など,したくがたいへん! 幼い子どもの冒険をあたたかく素朴に描きます.

ベストレビュー

やらせてあげるって大事な事

冬を迎える季節になり、鳥達が向かう暖かい場所に行きたいと思うくんちゃん。
そんなくんちゃんの冒険心を、パパがちゃんと受け止めて、理解してあげます。

くんちゃん、自分で出かける準備をするのですが、出かけては忘れ物を思い出して戻ってきます。そんな光景が何度も繰り返されます。
そうそう、子供が出かける時の準備って、大人がしていても大変ですもの…。大人でも忘れ物して取りに行く事がしばしば…。

出かける前には必ずママにキスをするところ、すごくかわいいです。

子供がやりたい事をやらせてあげるのって、親も結構忍耐が必要なので、駄目って言ってしまう事も多いけれど、やらせてあげることで、経験する事でわかる事って沢山あるんですよね。

眠りから覚めたくんちゃんは、きっと満足していることと思います。
(メロコトンさん 40代・ママ 女の子7歳)

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くんちゃんのだいりょこう

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