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ベンの望みは犬を飼うこと。だがロンドンに住むベンには、それが許されない。田舎の祖父母の家で犬のいる生活を経験してからは、ベンの犬への思いは強まるばかり。少年の心の渇望をくっきりと写した傑作。
私も小さいころ、犬が欲しくて、でも結局飼えなかったので、
ベンの気持ちが少しわかりました。
でも、想像の中で犬を飼うようになると、
ついつい親目線になり、
もし息子がこうなったら同じように心配するだろう
と思いながら読みました。
最後の場面、あとがきにもあるように、
スルッとハッピーエンドにせず、
ベンが一旦悩むのがとても素晴らしく、
ここまで心の動きを読むことができる
お話もめったにないと思います。
また、お気に入りの話が増えました。 (まことあつさん 30代・ママ 男の子7歳、男の子4歳)
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