まぬけなオオカミの話、知恵をはたらかせてライオンたちの王になったロバの話、貧しい漁師の息子が空にうかぶ城を建てた話など、フランス民話の持つ力強さと底ぬけの明るさを伝えるお話7編。
岩波のせかいのどうわシリーズの一冊です。
山口智子さん訳のフランスの児童文学、堀内誠一さんとのコンビが多いなあと思って読んでいます。
フランスの昔話なのですが、表題作は「ロシアの昔話」でも似たような展開があり驚きました。
日本で有名なのはやはりグリム。
フランスの昔話は触れたことがないので新鮮でした。
「雪の男の子」はやはりロシアの「ゆきむすめ」と同じだったのにも驚きました。
昔話ってつながっているんですね。
同じようなお話ばかりでなく、初めて読むお話もあり楽しめました。
堀内誠一さんの絵もよかったです。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子8歳)
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