視覚障害を理由に将来の可能性を否定され,傷つき悩んだ10代の頃.果たして彼女はどのように壁を乗り越えたのでしょうか.盲学校での生活,受験勉強,キャンパスライフ,フィリピン留学…,様々な経験を通して自らの可能性を広げていく姿をたどりながら,誰もが生きやすい共生社会のありかたを考えます.
全盲である著者が、障害者という自分を全面に出さず、自分でできることを見つけてきたというタイトルに惹かれてこの本をてにしました。
生まれて間もなく視界を失った著者が、障害者というレッテルに甘んずることなく、自分にできることを積極的に、貪欲に探し続けた体験は、「健常者」の少年少女には、ある意味挑戦状でもあるような気がします。
色彩感覚、社交性、行動力、どれをとってもそうぞうのできないことを、著者は自分で切り開いてきました。ポジティブな表現力は、多くの人を引き付けるまでになりました。
自伝としてだけではなく、自分自身の可能性は自分で見つけるものだという強いメッセージを受け止めてほしいと思いました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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