りょうくんがおばあちゃんとお出かけると、いつも途中でおばあちゃんがいなくなってしまう。
あれ? あれれ? りょうくんが慌てて探してみると……。
あっ、いたいた!
ショーウインドーの中にマネキンのまねして、澄ましてポーズを決めているのはだあれ?
公園の大きな彫刻の上で、バランスとって片足立ちしているのはだあれ?
階段の裏側で、なんと、さかさまになって手をふっているのはだあれ?
おばあちゃんは、いつもびっくりするようなところにかくれているんです。
だけど、ある雪の日、おばあちゃんはどこを探しても見つからない。
心細くなってきたりょうくんは、とうとう泣きだしちゃう。
みんな、おばあちゃんはどこにいると思いますか? りょうくんと一緒に探してあげてくださいね。
どこにかくれたらみんなびっくりするかな? 全力でかくれんぼしていた、子どものときのわくわくする気持ちを思い出させてくれるおばあちゃん。
しかも、高いところに登ったり、「そんなところに入っちゃいけません!」と言われそうなところに入ったり、おばあちゃんのかくれ方は、なんとも大胆で痛快なのです。
茶目っ気も、いたずら心もたっぷり。
こんなおばあちゃんがいたらステキですね!
(絵本ナビ編集部)
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おばあちゃんといっしょに歩いていたら、いつのまにか、おばあちゃんがいなくなった。
「おばあちゃーん」
あちこち探しまわっていると……
「ばあーっ」
おばあちゃんは、ショーウィンドウの中で、マネキンのまねをして立っていた。
橋の下、階段のうら、えんとつの上……いなくなったと思ったら、こんなところや、あんなところにおばあちゃん。つぎはどこだろう、と探していたら……今度はほんとうにいなくなっちゃった!?
いたずら好きのかわいいおばあちゃんと、ふりまわされてばかりのぼくの、ふしぎでたのしい毎日。このおばあちゃん、くせものですよ。
ばかばかしさが愛おしい、佐々木マキのポップでシュールなナンセンス絵本。
【ヨシタケシンスケさん推薦!】
「ぼくも こんな おばあちゃんが ほしい!…かな?」
ーーヨシタケシンスケ
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