「ぼくは べんとうべんたろう。大好きなエリーゼのためにお弁当をつくるぞー。」
あれ?べんたろうくん、何か見たことあるような顔・・・。
こんな仰々しい格好をした人がお弁当なんて作れるのでしょうか。
でも、大好きなエリーゼのためなら気合も充分。まずはおいしいごはんから。
ごはんと言えばお米、お米と言えば「田園」。
日本の田園で、いねかりだっこくダダダダーン。
次はたまごやき。
ロシアの湖へダダダダーン。そこにいるのは美しいはくちょう。
はくちょうのたまごのたまごやき、なんて贅沢、なんて豪華なんでしょう。
田園、はくちょうの湖、と来たら今度はなに?
そう、皆さんもそろそろお気づきの通り、
これは壮大なる“だじゃれ”弁当作りなのです。
べんたろうくんならではのメニューになっているのです。
一体、エリーゼちゃんのためにどんなお弁当が出来あがったのでしょう。
遊び心満載なこのお話が、これまた大胆な絵で表現されて、まさに自由奔放!
愛嬌たっぷり、だじゃれたっぷりな愉快な絵本になっています。
ここまで大げさに美味しそうな弁当を作られたら・・・エリーゼちゃんが羨ましい!?
巻末にはエリーゼちゃんからのお弁当の写真もあるのでお楽しみに。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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