陽気な仕立屋ニテチカさん。ある日占いで「東へいけば、王になれる」と告げられ、裁縫道具一式を持っていざ出発! 「伯爵」と名乗るかかしを引き連れ、珍道中を繰り広げます。悪魔の家で食事に招待されたり、土砂降りの町に ひっぱりこまれたり…波乱続きの冒険の末には、一体どんな運命が待ち受けている!?主人公2人の掛け合いが笑いを誘う、 とことん愉快な昔話。ポーランド人画家描き下ろしならではの絵も魅力です。
ポーランドの昔話です。
ユゼフ・ニテチカさんという、陽気な仕立屋さんが、ロマの女の
怪我をした足を縫ってあげたら、お礼に手相を見てくれて、
「日曜日に町を出て、西へ、西へといくと、王様にしてくれる国に
つきます」と、占い通りにニテチカさんが、王様になったお話でし
た。バケツをひっくり返した大雨を、てっぺんまで登って、空の破
れ目を100本の針と、糸を1000キロメートルで、2日間縫いに
縫って修繕して、町をからりと晴れさせて、王女様と約束通りに
王様になったニテチカさんでした。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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