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世界24カ国でミリオンセラー!謎解き冒険ファンタジー待望の続編。物語が始まるのは、前作から2年後の水の都ベネチア。新たにアニタという少女を主人公に迎え、時空を超える扉をめぐる冒険の旅がはじまる。扉を開けば、そこには新しい冒険の世界が。
作りは児童書になっていますが、大人が読んでもドキドキハラハラ、スリル満点でめちゃめちゃ楽しめます。
ファーストシリーズの時から謎だらけのユリシーズ・ムーアですが、
アルゴ邸に越してきた双子のジェイソンとジュリア、友達のリックたちの好奇心と冒険で、少しずつ見えてきました。
今回のシリーズではベニチアに住んでいるアニータと親友のトミーもこの冒険に乗り出し(巻き込まれるに近いかも…?)ます。
前回、アニータは本に書かれていた町「キルモア・コーブ」に行きつくことができました。
この2巻では、アニータ・ジェイソン・リックチームと、トミーの冒険と、ジュリアの探索(冒険)の3つの軸に分かれて物語が進行していきました。
それはそれで、出し惜しみしながら時間軸が進行していく面白さもあるのですが、《今》読んでいる章で活躍している子どもたちがどうなるのか知りたいのに、すぐ場面展開されてしまう悲しさもありました。
まだまだ謎だらけですが、「消えゆく村」にも何とかつけたし、ジュリアやネスターは“キルモア・コーヴ”で本屋のカプリソにまつわるなぞに触れつつあるし、面白さは加速していきます。
まだ2巻を読み終えたばかりですが、はやく続きが読みたいです。
字は比較的大きく、段落もスペースが空いていて読みやすいです。
主人公は12,3歳の子どもたちなので、冒険ものが大好きな小学校高学年以上のお子さんたちにぜひ、読んでもらいたい1冊です。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子12歳)
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