宮城での被災経験をふまえた「熊本応援ツイート」が話題となったイラストレーターによる、防災&避難生活の心得集。体験者ならではのリアルなアドバイスを、コミックを交えてわかりやすく紹介。必ずやって来る「その日」に備える、防災初心者にもわかりやすい書籍です。
東日本大震災を被災したママイラストレーターのアベナオミが、震災時にあってよかったモノ、その後続けていることをツイッターで発信したところ、36000リツイートされ、大反響。テレビなどでも話題になりました。本書はそうしたノウハウに加え、震災時に東北で何が起きていたか、また防災の向上と普及について日々取り組んでいる様々な人々の声なども集め、まとめました。
冒頭のコミックエッセイでは、著者が体験した東日本大震災と被災後の生活をつづり、今も続けている防災術をイラストでわかりやすく掲載。完璧を目指しても続かない、面倒でお金のかかる防災から抜け出して、家にあるものを1日ひとつ見直し、必要なものを少しずつ増やしていく「1日1防災」に、イマドキのミニマルな暮らしの視点を取り入れて、インテリアを損なわず、センスのある防災に取り組みました。
後半は、著者がさらに知りたいことを取材。地震対策を考えたミニマリストや、都心でママ防災に取り組むNPO法人ママプラグ、熊本地震の震源地に近い空港保育園の対応、日本防災士会などに取材し、さらに防災力を高める秘訣をまとめました。
災害大国・日本に暮らすすべての家族に役立ててもらいたい、充実の1冊です。
出版社からのコメント
・防災のためにインテリアやファッションがダサくなるのは嫌だなと思う
・日本で災害が起きると一応備蓄してみるものの、続かない
・やらなくてはと思いつつ、何から手をつけていいのかわからない
・非常用セットを購入してみたが、実際役に立つのか不安
・わが家に本当に必要な防災を知りたい
そのような、初めて防災に取り組んでみようという皆さんに、ぜひお勧めしたい1冊です。
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