「季節と行事のよみきかせ絵本」シリーズ9巻めです。
こぶたが3匹、「焼き芋したい!」と出かけた芋ほり。ねずみが1匹ついてきました。芋ほりができるのは、やぎじいさんの畑。じろーり冷たい目をした、やぎじいさんに、勇気を出してねずみが談判に。「手伝ってくれたら、大助かりじゃ。」 予想に反し、やぎじいはウエルカム。
いもいも ほりほり いもほりほり。
どんどんほり続ける4匹。
わーい、どろだらけ、どろだらけ、どろだらけ。
いろんなかたちのお芋がたくさん掘れて、いよいよ焼き芋です。焼芋食べたら……、あれれ〜。
・ 作/西村敏雄さんからのメッセージ
「いもほりのこと」
僕が芋掘りで思い出すのは、子供たちが小さかったころ、
千葉県の体験農園でさつまいも堀りをやったことです。
広い畑に、さつまいもの蔓と葉っぱが元気いっぱい伸びていているのを見ると、
「さあ いもをほるぞ!」と言う気持ちにさせてくれます。
体験農園では、係のおじさんが芋の掘り方を親切に教えてくれるので
だれでもすぐに芋が掘れるようになります。
掘れた芋はお店で売っているような、まっすぐできれいな形の芋だけでなく、
曲がっていたり、くびれていたり、いろんな形の芋がたくさん掘れました。
子供たちは変わった形の芋が掘れると歓声を上げて自慢そうに見せてくれました。
僕も一緒になって大きくて変わった形の芋を探して掘りました。
子供たちが「おとうさん すごいね!」といって感心してくれるとうれしくなって
また、大きくて変わった形の芋はないか探しました。
普段子供たちと一緒に土をいじる機会はなかなかありませんが、このときは汚れても
いい格好をして行ったので、泥んこになることを気にせず夢中になって掘りました。
芋掘りの楽しみは大きな芋が掘れた時のワクワク感もいいのですが、それと同時に土を
手で触っている時の心地よい解放感がたまりません。
また、芋掘りに行こうかな。
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