もうおやすみなさいの時間なのに、ニルスにはやりたいことがいっぱい。パパにおねがいをします。「おはなしよんで!」「だっこして、おどって!」「のどが からからだよ。」いつになったら、ニルスは寝るのでしょうか!? マーカス・フィスターが描く、コミカルな父子の攻防戦。子をもつ親なら思わず「あるある」とうなづいてしまうエピソードが満載です。ねかしつけがハッピーになる絵本!
■担当編集者からのメッセージ
マーカス・フィスターさんの絵本といえば、『にじいろのさかな』が圧倒的に有名ですが、ユーモリストで、末娘のゾフィーちゃんをこよなく愛するご本人のイメージにより近いのは、この「パパとニルス」のシリーズ。前作『パパとニルス もっとおおきくなったらね』もそうですが、実際に育児をしている人ならではのエピソードがふんだんに生かされています。そのなかでも、ねかしつけってやっぱり、洋の東西を問わずたいへんなんだと実感。
(なにせヨーロッパは、子どもが一人寝する文化なので、添い寝が主流の日本とはだいぶん事情がちがいます)この作品の幸福なラストは、みんな「うちも、よくある」と共感していただけるのではないかと思います。そして、育児は「たいへん」なだけではなく、とっても幸せなことなのだと改めて思わせてくれる絵本です。(ほろほろ鳥)
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