舞台は、十々年(ととね)小学校の図書室。
なにかの原因で、もやもやっとした気持ちを抱えている小学5年生たちが、彼らにだけ見える貼り紙に誘われて図書室に入ってみると、不思議な司書から、不思議な本と出会うきっかけを渡され、それぞれのラビリンスに迷い込んでしまう――。
児童文学のトップランナー5人が、ひとつのテーマ、「図書室」に挑んだ競作リレー小説、ここに完成!
「時のラビリンス」 工藤純子
「妖怪食堂は大繁盛」 廣嶋玲子
「秘境ループ」 濱野京子
「九月のサルは夢をみた」 菅野雪虫
「やり残しは本の中で」 まはら三桃
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