荷物を入れて背負うサル、「ランドサル」!
にょろにょろ足が付いてる、「タコスカー」!
それから「キリンブーツ」に「おねぼうぼうし」!?
そんなのどこで、売ってるの?
買えるのはここだけ、その名も「なんと!ようひんてん」!
買い物に行ったのはいいけれど、並んでいるのは、ヘンテコなものばかり。
いったい、なんの役に立つのやら?
「役に立ちますとも! ぜひ、こちらの試着室でお試しになってください」
通されたのは、暗く、長い階段がつづく、謎の試着室……
そこでお客さんを待ち受けるのは、危険な試練の数々だった!
いったい、どうしたらいいの!?
「そうだ! 試着だ!」
「なんと!ようひんてん」の奇妙な商品で、せまりくる危険を回避せよ!
クリームパンツに、メロンパンツ!?
腕が生えているストーブに、冷蔵庫!?
「なんと!洋品店」の中には、どう使うのかもわからない、ヘンテコ商品がたくさん。
店内のようすをながめているだけでも、ワクワクしてきます。
表紙の見返しにある「なんと!カタログ」には、「なんと!ようひんてん」で売られている、ヘンテコ商品がズラリ。
裏表紙の見返しに、それぞれのアイテムについてオドロキの使用方法が描いてあるので、どう使うものなのか考えてから、答え合わせするのも楽しいかも!
こんな商品があるといいな。
こんなのがあったら、だろうな。
そんな風に想像がふくらむ、楽しい一冊です。
自分だけのふしぎな商品を開発したら——
さあ、ひみつの試着室で、お試しを!
(堀井拓馬 小説家)
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