テスは6歳の女の子。庭にある大きな木は175歳。テスはその木が大好きで、いつも木といっしょに遊び、
木陰で休み、木に語りかけていました。木もテスの成長を見守っていました。けれど、ある日、嵐がきて、
木が折れてしまい…。そして、放っておいたら危険ということで、切りたおされることになってしまったのです。
大事な友人の喪失に耐えられないテスは、荒れ狂う感情をおさえられません。
最後の最後に友人のためになにかできないかと考え、お葬式をすることを思いつき……。
幼い子が、だいじな友人の喪失にきちんと向き合い、それを乗り越えていく姿が、
せつなく、そして愛らしく描かれた珠玉の絵本。
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