明治維新をなしとげた英雄の一生を描く
260年続いた徳川幕府を倒して明治維新をなしとげ、西南戦争で悲劇的な最期をとげた、波乱に富む英雄の一生を、薩長同盟成立、江戸城無血開城をはじめとするさまざまな功績とともに紹介します。
薩摩藩下級武士の家に生まれた西郷隆盛は、薩長同盟を結び、260年続いた徳川幕府を倒し、誕生させた新政府でも中心的な役割を果たして廃藩置県などの改革を進めた、明治維新の最大の功労者でした。いっぽうで二度の流人生活を送り、西南戦争では反乱軍の指導者として最期をとげるなど悲劇性に満ちた人生、そして権勢欲とは無縁で、つねに日本の未来を、あるいは農民や士族といった弱い立場の人間のことを第一に考えて行動した人がらは、いまなお人びとを惹きつけてやみません。日本史上屈指の魅力あふれる英雄の50年の生涯を描きます。
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