成績優秀、容姿端麗なエンドーくんて何者? 創立99周年を迎える市立緑山中学校の職員室を舞台に、14歳という繊細で多感な年齢の子どもたちと日々真剣に向きあう中学2年担任教師たちの姿を描く。 そして、伝説のヒーローとして代々語りつがれる「エンドーくん」が、なぜ伝説になったのか? その秘密が、創立100周年記念式典で明かされる。 坪田譲治文学賞作家、まはら三桃の最新作。
緑山中学校の教師たち視点でお話が進みます。
成績優秀、スポーツ万能、やさしく強く、正義感があって、めっちゃイケメンで背も高く、男子からも女子からも人気が高く…という無敵な卒業生−伝説のエンド―くん。
この人物は本当にいたのー?都市伝説的なもの?と思いながら読みましたが、けっこう早々に正体は予想できてしまいました。
悩み等を持つ教師や在校生たちがエンド―くんの伝説や落書きに力をもらったり。そんな存在が校内にあるのは面白いですね。現在まで続いているっていうのはすごいなーと思いました。
この中学校の人々にとってはエンド―くんの正体は分からないままでもよかったのではないかな? (みちんさんさん 30代・ママ 女の子5歳、女の子3歳)
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