年とった犬のホーマーが、ポーチから海をながめていると、 みんながやってきてたずねます。 「ホーマー、いっしょにあそばない?」 でもホーマーはみんなのことをのんびり見ているのです。 やがて日が暮れ、一日が終わると…? 家族とともにおだやかにくらす犬の平和な一日を、ゆったりと描きます。
海辺の家で暮らす、老犬ホーマー。
みんなのペースに流されることもなく、焦ることも慌てることもなく、じぶんのペースで暮らしていて、すごくゆったりとした気分になれます。
ほしいものはないかと訊かれて、
“ほしいものは ぜんぶある ぼくには みんなが いるもの”
このひと言で、ホーマーがどれほどしあわせで満たされているかが、伝わってきました。
静かですが、とっても素敵なお話です。 (しゅうくりぃむさん 40代・ママ 女の子7歳)
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