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コクルおばあさんは、ロンドンの町のふうせん売り。黒ねこのピーターをかわいがっています。ところが、おばあさんがピーターにさかなを買ってやれなくなると、ピーターは家出してしまいました。心配のあまり、ひどくやせてしまったおばあさんは、強い風のふく日に、ふうせんにひっぱられて空にまいあがり…? 英国の名手ピアスによる短編を、オリジナルの絵とともに幼年童話の形で復刊しました。
黒猫ピーターとの二人暮らしに満足していた風船売りのおばあさんですが、ピーターが家出をしてしまいます。
残されたおばあさんは落胆します。
二人の暮らしや、ねこの気持ち、おばあさんの気持ちが
ていねいに描かれています。
それから、いろいろなことが起こるのですが、どうなるのかと
わくわくして読みました。
ラストは、ハッピーな、ほのぼのとした暮らしで締めくくられています。
(capellaさん 60代・じいじ・ばあば )
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