子どもにも大人にも、とっても嬉しい!お菓子のレシピ絵本が届きました。
こちらは、大人気シリーズ童話「わかったさんのおかし」シリーズの誕生から30周年を記念して作られた、イラストもお菓子もとびきり可愛いレシピ絵本。「わかったさんのおかし」の童話に出てくるお菓子はもちろん、さらにワクワクする新しいレシピがたくさん入っているんです。企画構成はじめ、イラストを描かれているのは、「わかったさんのおかし」シリーズでおなじみの永井郁子さん。すべてカラーというところも眺めているだけで楽しいポイントなのですが、並んでいるお菓子の美味しそうな様子がたまりません。今にもこんがり焼けるあまーい香りが漂ってきそうです。作り方の手順もイラストつきで1つ1つ丁寧に紹介されているので、お菓子作りがはじめてという子でも安心して作れそうですね。
1巻目で紹介されているのは、「わかったさんのおかし」シリーズの中の焼き菓子の巻『(1)わかったさんのクッキー』『(3)わかったさんのドーナツ』『(4)わかったさんのアップルパイ』。お菓子のレシピの前に、レシピへ誘ってくれる導入として童話のエッセンスが入っていて、お菓子を作る前のワクワクを高めてくれるのと同時に、童話の方も気になって読んでみたくなってしまいます。
紹介されているお菓子は、童話の中に出てくる「ロッククッキー」「レモンドーナツ」「アップルパイ」をはじめとして、全部で9つ。どれも色合いや飾りつけやデザインがおしゃれでキラキラしていてとても可愛いので、作ってみたいという気持ちが掻き立てられます。
見たことはあっても名前を知らない人が多いのでは?と思われる「バーチディダーマ」というクッキーや、中にパインのわっかがかくれているという「パイナップルドーナツ」には、特に胸がときめいてしまいました。「アップルパイ」も「さっくりあまずっぱいアップルパイ」「リンゴがごろっと!まるごとアップルパイ」「ホロホロサクサクアップルクランブル」と3種類も紹介されていて、見応え・作り応えがたっぷり!
子どもから大人まで、眺めているだけでもとっても楽しくてワクワクしてしまう「わかったさんとおかしをつくろう!」シリーズ。早く作ってみたくなってしまいますが、まずは先に童話を読んでから、お菓子作りをしてみるのも良いですし、お菓子を作ってから、ゆっくり童話の世界も味わってみる、というのでも、入り口はどちらからでもおすすめです。レシピ絵本ができたことで、「わかったさん」の楽しみ方が何倍にも何十倍にも増えそうですね。
(秋山朋恵 絵本ナビ編集部)
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