毎年夏になると行なわれる少年少女の知床半島冒険キャンプを、美しく力強い木版画で描く。知床の大自然と、その中でのびのびと活動する子どもたちの姿が魅力の大型絵本。
知床の地形について紹介したテレビ番組(ブラタモリ)を見て、
知床に興味を持った6歳の息子。
知床についての絵本を探したところ、本書を見つけました。
私自身、北海道が好きで、知床にもたびたび行きましたが、
知床岬に通じる道はなく、
舗装路は知床半島の付け根のラウスかウトロまでしかありません。
クマが出そうな林道を北上してもカムイワッカまで。
大自然が行く手を阻んでいます。
この絵本は、地元羅臼町の小中学生の「知床探検隊」に
作家が同行して取材したドキュメント絵本です。
子どもたちは、五泊六日で、知床半島の海岸線をひたすら歩き、
最果ての知床岬を目指します。
クマが目の前に現れたり、ザイルで崖をよじのぼったり、洞窟で一夜を明かしたりするシーンは壮絶で、
大自然に対して畏敬の念を抱かざるを得ない状況が続きます。
こんな体験ができる羅臼町の子どもたちが本当に羨ましい。
この子どもたちは、日本一素敵な体験をしているんじゃないかと思えました。
6歳の息子は、まだそこまでの興味はなかったようですが、
高学年くらいでもう一度読ませたいと思いました。 (Tamiさん 40代・ママ 男の子6歳)
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