表題作のほかに,「子ねこに」「きれいな金魚」「ひさいち」など,子どもの情景をスケッチ風に描いたショート・ショートを収める。
日本の名作童話30ということで、いくつか物語が
載っていますが、かなり苦い物語が多いように感じました。
娘は特に何か言っていませんでしたが、私は、読みながら
心の中で「うわあ、かなり苦いなあ。きついなあ」と思って
いました。
それも、この苦さは「大人の」ものではなく「子ども特有の」もの。
大人のようにきちんと考えることができない、みさかいつかない
子どもの行動や、残酷さなどが描かれているように思いました。
子ども時代をとうの昔に終えてしまった私は、ちょっとこういう
世界は繰り返したくないので、ああ、大人になってしまって
よかった・・と思ったのでした。 (ぽこさんママさん 40代・ママ 女の子6歳)
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