話題
日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

テレビで話題!いま、かんがえてみませんか?

  • ためしよみ
砂のゲーム

砂のゲーム


出版社: 岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!

税込価格: ¥1,320

「砂のゲーム」は現在購入できません

  • 利用できる決済方法
  • クレジットカード

  • 代金引換

  • atone翌月後払い

  • Amazon Pay

  • d払い

※「d払い」はスマートフォンからのみご利用いただけます。

  • Line

作品情報

発行日: 2000年08月10日
ISBN: 9784265041749

出版社からの紹介

ナチスのユダヤ人迫害ホロコースト(大量虐殺)

ベストレビュー

読んでください。アンネとは違った世界です

上の子が、第2次大戦中の話が読んでみたい。特にヨーロッパの話。という難しい注文を出してきました。
どこがどう難しいかというと、「戦争物」の文学は、選択を間違えると子どもに恐怖しか与えないんじゃないかと、私自身が感じているからです。

きちんと戦争のことが伝わってくるもので、難しすぎず、かつ読んだ後に重くならない作品。
色々考えて、この作品をさがしてきました。
自分的には大正解だったと思いました。

これは作者の自伝ですが、決して悲しいドラマ仕立てにしていません。
それでいて、きちんとナチスドイツのユダヤ人迫害についても、
当事者の子どもの目線で、
しっかり伝えてくれている物語でした。

「ゲットー(ナチスドイツ軍がユダヤ人たちを収容していた強制隔離地区)」や「ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)」など、ナチスドイツの代名詞ともなる言葉が頻繁に出てきますが、
作者=主人公のぼくは、
弟と「戦争あそび」などしながら子供らしくありつづけ、
実際身近に起きている戦争の出来事は、
まるで夢でおきている事のように語っていきます。
(それでも事実はキチンと描写してくれていますが)

中でも本当に命の危険にさらされたことがあり、その時「ぼく」は弟に「そうだよ。夢なんだよ」と答えています。
この時のことは本書の中で、「冒険談」として短くまとめてあります。
また、何箇所か移動したゲットーの中で、
「ぼく」は、あのアンネ・フランクのいた収容所=ゲットーの隣(の収容棟)にいたことがあったそうです。
偶然というのは不思議なものですね。

この作品には副題として「ぼくと弟のホロコースト」とあって、
翻訳者は後書きで、外国人ジャーナリストに質問された時の作者の言葉を記してくれています。

「あなたにとって『ホロコースト』はホロコーストにすぎないでしょうが、私にとって、それは、子ども時代でした」
この一文は作品のすべてを語ってくれています。

うちの下の子は少し前に「アンネ・の日記」を読んで、感動したといっていました。
この作品も「アンネの日記」共々小学校中学年くらいから高校生くらいの子どもたちに、ぜひ読んでもらいたい素晴らしい作品です。
子ども目線で、大変読みやすく描かれています。
また、「アンネの日記」だと、男の子は読みずらい面をあるでしょうが、こちらは男の子が主人公なので、男女ともに手に取りやすいと内容になっています。

有名な歌に「戦争を知らずにぼくらは育った」というフレーズがありますが、
世界を巻き込んだ戦争について、実体験していない我々子育て手世代、現役の子どもたちが、
「知らなかった戦争」に触れるきっかけになるきっかけになるのではないでしょうか?
(てんぐざるさん 40代・ママ 女の子14歳、女の子9歳)

関連記事

この作品を見た人はこんな作品も見ています

3,080円
1,540円
1,100円
1,320円
1,320円

この作品を見た人はこんなグッズを見ています

2,200円
3,960円
770円
418円

出版社おすすめ




絵本ナビ編集長『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』2月24日発売!

砂のゲーム

みんなの声(1人)

絵本の評価(4

プレミアムサービス


全ページためしよみ
年齢別絵本セット

閉じる

入荷リクエスト
ありがとうございます

入荷のお知らせが欲しい方はこちら