毎年1月下旬から2月中旬にかけて、「ソルラル」と呼ばれる旧正月(陰暦の1月1日)を迎える韓国。
人々が、一年を通して最も大切にしている行事のひとつです。
日頃は離れて暮らす親戚みんながこの日のために集まってご先祖様にご挨拶、盛大にお祝いをします。
子どもたちは「ソルビム」という伝統的な晴れ着を着て準備。
なんだか・・・日本の着物に似てるよね!
部屋に漂ういい匂い、ご先祖様に供える食べ物の中にはお餅を野菜と煮込んだスープ「トックッ」が。
これってお雑煮みたい、おいしそう!
子どもたちが集まれば、わいわい盛り上がるのはお正月あそび。
すごろくに似た「ユンノリ」というゲーム、外に出ればソリ滑りに凧揚げ、コマ回し・・・。
韓国のお正月、こんなに日本との共通点が多いなんて!
子どもたちはおじいちゃん、おばあちゃんに膝をつきながら新年のご挨拶をします。
ご先祖様や家族を敬い、感謝する心。
「新年も、けんこうに すごしなさい」「おおきく、たくましく なりなさい」
祖父母からいただく、お祝いの言葉とお年玉。
多様化する日本のお正月の中で忘れかけていたものを、ふっと思い出させてくれる場面も。
料理に、歌やドラマ・・・最近ではとても身近になった韓国の文化。
そのお正月を知ると、ますます親近感が湧いちゃいますね。
「韓国のこと、もっと知りたい!」きっとそう思わずにはいられない。
韓国通の人にも、まだあまりなじみないという人にも、オススメしたい一冊です。
(竹原雅子 まなびナビ編集部)
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