ジョージは、友達のビルに、ニンジンが畑で育てられることを教えてもらいます。
そう聞いたらすぐニンジン作りにトライしちゃうのが、われらがジョージ。
黄色い帽子のおじさんが種を買ってきてくれて、ジョージはさっそく説明どおりに庭に畑を作って種をまき、水をやります。次の日、ワクワクしながら庭に出たジョージですが、畑にニンジンが見当たらず、がっかり。おじさんが「ニンジンは いちにちでは そだたない」と説明してくれます。
ジョージはくる日もくる日も水をやって、夢にみるほど収穫を楽しみに過ごします。そして、ついに収穫の日。ジョージは、「かんぺきな」ニンジンを育てられたのでしょうか?
今回のジョージは、「たべものは どこからくるの?」ということを勉強します。
野菜が育つのには、土、水、そしてお日様の光が必要なことや、大切に世話をしないといけないことなど、小さい子でもストーリーを楽しみながら自然に学べるようになっています。いつも口にしているものについて考えてみるきっかけになるかもしれませんね。
大事に育てたニンジンがどうなったかは、読んでのお楽しみ。
毎日頑張ったジョージが、最後にちょっと頼もしく見えますよ。
巻末に、キャロットマフィンの作り方が載っています。材料のニンジンについて、「どこで獲れたのかな、どんな人が育てたのかな」なんて考えながら家族で作ってみると楽しいですね。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
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