たかちゃんが幼稚園から帰ると、お姉ちゃんがかぜをひいて寝ていました。ママがやさしくお世話をしています。
水まくらをあててあげたり、すりリンゴを作ってあげたり、着替えをさせてあげたり……。
「いいなあ、お姉ちゃん。ああ、ぼくもかぜひきたいなあ!」と思ったたかちゃんが考えた作戦とは?
好奇心いっぱい、かわいいたかちゃんから、目が離せません!
<ここがポイント>
・たかちゃんの表情が最高です
・おもわず微笑んでしまうラストシーン
・家族の愛情がたっぷりつまっています
<編集者から>
さこももみ先生の子どもの頃の思い出。かぜをひいて布団に寝ている時、掃除機を持ったお母さんがやってきて、
ももみちゃんをのせたまま布団をシューッと引きずって移動させては、掃除機をかけていたそうです。
「それがいつも楽しくて楽しくて!」。うれしいようなくすぐったいような、少女ももみちゃんの気持ちが伝わってきます。
子どものころの気持ちを、さこ先生は本当によく覚えておられるのです。
かぜをひいた時には、お母さんや家族がいつもと違うことをしてくれたり、やさしくしてくれたり、
ちょっとした「特別感」が味わえる楽しみがあります。
それを期待して「かぜひきたいなあ」と思ったことが、だれでもあるのではないでしょうか。
この絵本はきっと多くの方に共感していただけると思います。でも、ラストのオチは想定外です。必ず笑えます!
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