毎年、クリスマスが近づいてくると、
みんながそわそわしはじめます。
今年はどんなクリスマスツリーにしようか
考えるだけでもワクワクしちゃいますね。
もちろん、それは森の中で暮している動物たちもなんです。
今年はちょっと趣向をかえて、一番素敵なツリーを
ふくろうじいさんに選んでもらうことになりました。
クマさんもリスさんもウサギさんもシカさんも
それぞれの素敵なアイデアで飾りつけしています。
その様子をふくろうじいさんは見て回ります。
どのクリスマスツリーも自慢のツリーばかり。
ところが、ハリネズミだけが自分のちっぽけなツリーに心を痛めます。
そして、だからこそだれも気づかなかった大切なことに気づくのです。
それはいったい・・・?
「ぴよちゃん」シリーズで愛らしいひよこのぴよちゃんを生み出した
いりやまさとしさんの描くやさしい心あたたかなクリスマスの物語。
ふりしきる雪の中、動物たちのやさしさが森を包みます。
さて、どんなクリスマスツリーが一番だったのでしょうね。
それにしてもいりやまさんの描く動物たちの愛らしいことといったら!
クリスマスが楽しみになるおすすめの絵本です。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
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