うららかな陽ざしとやわらかな風に誘われて、草花や生き物たちが顔を出し始めましたよ。
もちろん・・・子どもたちだって!
待ちに待っていた春、「あそびずかん」の準備はいいですか?
教えてくれるのは・・・子どもの遊びの達人かこさとしさん!
野原や川べりに咲くシロツメクサにレンゲ。
長い茎で作る定番はやっぱり花かんむり、指輪、腕輪。
咲き誇る花だけじゃないんです、地面に落ちた花だって!
花の形のまま落ちているツバキやツツジに糸を通すときれいな花輪のできあがり。
花飾りのほかに、楽器に占い、当てっこあそび。
かこさんの手にかかれば、ひとつの花でとことん遊び尽くしちゃいますからね。
林や野山を散歩していると、いろんな虫たちに出会いますよ。
アゲハにモンシロチョウ、キチョウにミドリシジミ。
色とりどりの蝶のダンスは、眺めてるだけでうっとり。
池をのぞけばメダカにアメンボ、カエルたちがひなたぼっこ。
そうそう、オタマジャクシには、
ギャーコ、ゴロッコ、タンコロ、オフクなんてなまえもあるんだって、知ってた?
遠くの山々がぼんやりと「春がすみ」に包まれる様子を眺めたり、
出産や子育てで忙しく飛び回る鳥たちの声に耳を傾けたり。
外に出てじっくりと自然と対話するだけで、子ども達の感性が静かに育まれていくのを感じます。
遊具要らず、いつでもどこでもできる昔ながらの集団遊びなら、初めて会った子どもたちもきっとすぐに仲良しに。
毎巻おなじみの工作や手づくりあそびも春の行事や季節にぴったり、作って遊んでウキウキワクワクしちゃうんです。
春に始まり夏、秋、冬。
めぐる季節と共に、ふと気がつけば少しずつ背が伸びている子ども達といっしょに。
今年もめいっぱい、遊ばなくっちゃ!
(竹原雅子 絵本ナビ編集部)
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