|
霜がおりると、ひぐまは冬ごもり用の穴をほります。1月、雪の下で両手にのるほどの子ぐまをうみ、春、4ヵ月ぶりに地上へでてきます。きびしい冬の北海道で続けた観察をもとにつくりあげた絵本には、新鮮なおどろきがみちあふれています。〈よい絵本〉選定図書
新日本動物植物えほん<Vリーズで〈よい絵本〉選定図書となっているので読んでみました。夏の終わりから春にかけてひぐまが冬眠をする様子が詳しく書かれています。くまが掘る穴の大きさや冬眠前の脂肪の厚さ、生まれたばかりの子ぐまの大きさや腹ペコで冬眠から覚めた時の体重など、具体的に書かれていて興味深いです。そして、ひぐまの赤ちゃんはおっぱいとねんねで4ヶ月間過ごすところは人間と同じで、長男と次男の生まれたばかりの頃が懐かしく思い出されました。今度動物園でクマを見るときには、今までとは違った視点で観察出来るかもしれません。 (くりこきなこさん 30代・ママ 男の子4歳、男の子2歳)
|